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SUPER BEAVER

こんにちは。黒澤です。最近SNSに踊らされないように生きたいなぁなんてことを考えています。皆様いかがお過ごしでしょうか。

突然ですが、SUPER BEAVERって、とってもいいバンドですよね。
今回はこのバンドについて細々語っていきないなと思います。
よろしければお付き合いください。

魅了

彼らに出会ったのは、昨年のワイルドバンチでした。

昨年の夜のワイバン。後二日は台風で流れてしまいました…


僕が夏フェスの一番好きなところとして、なんとなく聞いたことがあったり、名前だけ知っているアーティストを目の当たりにしてそのバンドの魅力に気付く事ができる点なのですが、この日のSUPER BEAVERがまさにそれでした。

彼らの日本語を大切に、人と人とのつながりを大切にする音楽に時間にして1時間もなかったように思いますが、惹かれるには十分すぎる時間でした。

僕は音楽、漫画、小説を比較的 “広く浅く” 楽しむより “狭く深く” の性分ですので、家に帰ってからしばらくは彼らの音楽をローテーションしていました。

彼らの音楽の根底にある人を愛すること、会場にいる人々に向けて音楽をするのではなく、一人ひとりと真剣勝負することが当時の僕にはあまりない考え方で、また魅力的に感じた点の一つにあります。

上の考え方は僕の音楽にも色濃く出ているのではないかな、と思います。


日本語

僕がSUPER BEAVER の音楽、特に柳沢さんの一番の魅力は日本語の使い方だと思います。
あまり長く書くのは自分はもちろんのこと、記事に今目を通してくださっている方も疲れてしまうと思うので、手短に2つほどご紹介いたします。

アイラヴユーが歌いたい 愛してる 愛してる

SUPER BEAVER 『アイラヴユー』

こちら『アイラヴユー』という曲のサビの歌詞なのですが、ここでタイトル通り「アイラヴユー」を使うのではなく、「愛してる」と日本語で伝えるところが僕はめちゃくちゃ好きです。

日本でも、英語の歌詞を使ったり、或いは全編英語のアーティストがいますし、それももちろん好きですし、英語でしか出せない表現やニュアンスがあるのは言わずもがなです。

ただ邦ロック、つまり日本の中で生み出される音楽かつ、日本の方を第一の提供者として考えたとき、やはり我が国の言語である「日本語」の使い方が音楽を左右するように僕は思います。それは提供者としても、受領者としても。

未来に期待しないなんて あなたを信じないなんて 寂しくてしかたない
どうせ あなたといる場所があたたかい 傷ついても 傷つけたくない

SUPER BEAVER 『ひなた』

「日本語」の使いかたとしてもう一つ上げる曲が『ひなた』というナンバーです。

「どうせ」という言葉の後にはたいていマイナスな言葉がついてくるものです。「どうせ僕にはできない」だとか、「どうせ全部ダメなんだ」等々…
しかし、この曲の「どうせ」の後にはマイナスな表現が来るのではなく、プラスの言葉が付いてきます。

ここが僕の中ですごいなぁと思う点です。
あなたを信じないことをしない。そんなことことよりも、という繋ぎをこの「どうせ」という副詞に込めていること。なかなか斬新です。


最後に

最後に、なんやかんやと記してきましたが、これは僕の一意見、ということ、SUPER BEAVERをぜひ聴いてほしいということを伝えたいです。

音楽は受け取った人の数だけ考えや思うこと、印象に残るものがあると僕は思います。

作曲者が恋愛ソングとして書いたものが応援ソングに聞こえることもありますし、意図した内容とは全く逆の感想を抱くこともあります。音楽ってのはいつでも何事も自由な文化だと僕は考えています。

SUPER BEAVER を聴いたことのない人も、ある人も、友の会会員の方も。
良ければ貴方の感じたことをどこかでどんな形でも教えていただければ、と思います。

ではまた。



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