受かる職務経歴書の書き方 Part2 〜職務要約の書き方〜

こんにちは。キャリアカウンセラーの「hotty」です。

本日は「受かる職務経歴書の書き方 Part2」ということで、「職務要約の書き方」についてお伝えしていきます。Juji

・職務要約の目的

職務要約の目的は、職務経歴書の全体像を示し、それ以降の具体的な内容を読み進んでいただく動機を与えることです。人事担当者は企業の中で人数が少なく、任される業務も多くお忙しい場合が多いので、職務要約を読んでそれ以降読むかどうかを判断している方もいるため、非常に重要です。ここが上手く書ければ通過率もあがってくるでしょう。

・職務要約の構成要素

職務要約に盛り込むべき内容は主に以下の3点です。常に意識するのは相手が求めている人物像に照らし合わせて、伝える内容を考えるということです。

① 経歴

② 職務内容

③ 実績

その他、ジョブチェンジを目指している方であれば、現在どんな想いで転職活動をしているのか、その気持ちを簡単に書いても良いと考えています。これまでやってきた仕事内容とギャップを感じられると思うので、どういう気持ちからなのかを伝えておくと違和感を軽減させられると考えています。

・職務要約の事例

ターゲットの設定と求められる知識経験などの調査が出来たら、実際に職務要約を書いていきます。要約という話ですが、伝えたいことを考えるという意味では最初に職務要約から書き始めても良いと考えています。目次を作るような感じですね。私が昔書いた職務要約を少しアレンジしたものを事例としてあげておきますので、参考になりましたら幸いです。

<ターゲット>

HRTech領域で、起ち上げ期のSaaS事業をしている、カスタマーサクセス職

<求められると想定される知識経験>

❒ HRTech

・HRの知識経験

・テクノロジー、デザインの知識

❒ カスタマーサクセス

・営業経験

・カスタマーサポートの経験

・ITサービスの導入支援の経験

・顧客と長期的なリレーション構築をした経験

・アップセル、クロスセルの経験

❒ 起ち上げ期

・効率化、標準化など仕組みづくりをした経験

・SaaS型事業に携わった経験

・事業のグロースに携わった経験

・正解のない問題の解決に向けて取り組んだ経験

<文例>

大学卒業後、化学系専門商社の西野金陵株式会社に新卒入社。貿易事務を担当し、国内大手家電メーカーに対するプラスティック原料の輸入納品業務を行う。
1 年勤務後、不動産検索サイト「LIFULL HOME’S」を主軸事業とする株式会社 LIFULL へ転職し、法人営業として既存顧客のアップセル、 クロスセルを担当。入社して約1年で営業約 50 名の中から月間トップセールスを受賞。
2 年勤務後、CreateA 合同会社へ転職し、キャリアアドバイザー兼リクルーティングアドバイザーとしてスタートアップ企業に対する採用支援及び人材紹介を行う。独学でテクノロジーやデザインの知識を学び、某農業系スタートアップに対して課題となっていたエンジニアとデザイナーの採用に成功。
現在は人材紹介で培った人材業界の知識や採用のノウハウとテクノロジーやデザインに関する知識経験、既存顧客向けの法人営業で培った長期的なリレーション構築とコンサルティング営業力を活かして、HRTech領域でSaaS事業を起ち上げている企業にて仕組み化から取り組めるカスタマーサクセスに挑戦するため転職活動に挑んでいる。

以上、読んでいただきありがとうございました。

次回は「職務経歴」についてお伝えします。