受かる職務経歴書の書き方 Part3 〜職務経歴の書き方〜

こんにちは。キャリアカウンセラーの「hotty」です。

今日は「受かる職務経歴書の書き方 Part3」として、職務経歴の書き方についてお伝えします。

・職務経歴の目的

職務経歴は、具体的にどんな仕事をしてきた方なのかを知らせるために書かれます。事実として自身が行ってきた仕事、その仕事であげた成果を伝えます。Part1でお伝えした職務経歴の構成要素をもとに解説していきます。

・職務経歴のポイント

今回はプロジェクト単位の働き方ではないビジネスサイドを想定してお伝えします(経営コンサルタントやエンジニアなどプロジェクト型の場合は案件ベースで伝えていく方が適しています)。Part1でも伝えましたが、まずは視認性を高めるためどこに何が書いてあるかが瞬時に分かるよう見出しをつけること、可読性と判読性を高めるために意味が分かるように配慮しながら箇条書きで簡潔に表現します。抽象から具体、入口から出口を意識して、流れるような構成にします。

・企業名、事業内容、資本金、従業員、配属先、雇用形態

最初に基本的な情報を書きましょう。

・職務概要

次に抽象的に何をしていたのか職務概要として書きます。

・ 職務詳細

その後、具体的な仕事内容を箇条書きで書きます。出来るだけ簡潔に読んで意味が十分に伝わるような表現にしましょう。また、行動量から経験値として評価に繋がる仕事に対してどれくらいの量こなしていたかも記載すると親切です。例えば、新規営業なら「新規開拓におけるアポイント業務(300件/日)」というようなかたちです。

・ 目標達成率

ビジネスサイドが中心になるかと思いますが、目標がある場合は各年度の目標達率を記載しましょう。売上、予算、達成率、順位などが記載する指標になるでしょう。注意したいのが転職を複数回する前提で、作った職務経歴書は捨てずに数値の情報は残しておく事が望ましいです。私がそうだったのですが、友人経由で転職したため選考書類を作らず、当時の営業数字が残せていませんでした...(;´Д`)

 ・ 実績

実績はまず実績のタイトルを書き、その下に何をどうしたのか簡単な説明を一文程度で書きましょう。例えば

「・2019年度 売上達成率 年間トップを達成(全社100名中)

大手企業にターゲットを絞り、受注までの戦略を緻密に組み立てた結果、売上年間達成率1位を達成。」

出来るだけ売上やコスト(金、時間)削減、順位、早さなど定量性のある内容を、どれくらい凄いのかが伝わるように周囲と比較してどうだったかが分かるようにして書くと良いでしょう。

よく大きな実績がないと相談を受けますが、目標など大きな実績に繋がる話でなくとも、一人ひとりの顧客に対しての実績など、アピールすべき内容に合わせてかいつまんで書けば大丈夫です。勿論実績の大小も評価の対象になりますが、それよりも実績を出す過程でご自身が考えたこと、行動したことから同じような力が発揮されるかを見ているので、そこに焦点を当てて伝えることを意識していただければ良いでしょう。

・職務経歴の事例

私が昔に書いた内容を少し修正し、事例として載せておきます。参考になりましたら幸いです。

株式会社 LIFULL/契約社員
事業内容:IT 関連事業
資 本 金:9,716 百万円 従業員数:1,441 名
配属先:LIFULL HOME'S事業本部賃貸ユニット西日本1G

<業務概要>
不動産検索サイト「LIFULL HOME’S」の既存顧客向けコンサルティングセールス

<クライアント>
関西の小規模〜大手不動産賃貸仲介/管理会社(約 80 社 200 店舗)

<業務詳細>
・目標達成に向けた営業戦略の立案
・アポイントの取得
・媒体内商品のアップセル、他部署やグループ会社商品のクロスセル(20件/月)
・大型案件の受注に向けた提案書の作成(5件/月)
・導入した商品のオンボーディングと定着支援 (5件/月)
・実施した施策に対する結果報告とデータ分析し改善策を提案(30件/月) 
・セールスフォースへの営業進捗入力
・見積書、申込書の作成

<目標達成率>
・2018年度 売上 1,650万 / 予算 1,500万 (達成率 110%)

<実績>
・2017年11月 月間トップセールス(営業約50名中)

既存の商品を組み合わせた前例のない集客方法を提案し、平均受注単価の5倍の大型受注に成功した結果、トップセールスを達成。

以上、「受かる職務経歴書の書き方 Part3 」でした。

次回は自己PRについて解説したいと思います。

読んでいただきありがとうございました。