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心理的リアクタンス??
「ダメ!」と言われるほどやりたくなる、「やれ!」と言われるほどやりたくなくなる、という経験はありませんか?
例えば、子供の頃、勉強しようと思っていたときに限って「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」と親に言われた思い出はありませんか?そんな時、「今やろうと思ってたのに・・・」という思いとともに、全くやる気が無くなってしまった記憶があるのではないでしょうか?
親:「ゲームばっかりしてないで、宿題、早くしなさい!!」
子:「あと10 分したら、勉強しようと思ってたのに・・・うるさいな・・・
やる気なくなったし・・・」
これは、心理的リアクタンスと呼ばれるものです。
心理的リアクタンスって??
人は自分の好きなときに好きなことをしたい、自分の行動や選択を自分で決めたいという人間本来の欲求をもっていて、人から行動を強制されると、自由を脅かされた気がして、無意識に圧力に反発しようとする感情が起こります。この自由を奪われることへの反発をリアクタンス(抵抗)と呼びます。
他者から強要されると反発してしまう欲求がある以上、どのように声掛けしたらいいのでしょうか?
親:「今日の予定は?」
子:「お昼から遊びに行くから、朝は宿題するよ。」
自分で計画を立てると、自由を奪われたという感覚が少なくなります。お子さんに接するときに限らず、家族や職場の人間関係などでも相手のモチベーションを低下させないよう、自ら計画を立てることを促す言い方を試してみてください。
ほっと岡山では、臨床心理士の野﨑詩織先生に相談員として来ていただいています。
「悩みや困りごとはあるけど、病院に行って相談するのはちょっと…」「こんな悩みを相談してもいいのだろうか…」など、相談内容は何でも構いません。おひとりで悩まずに、お気軽にご相談ください。