Room No.301 MIKITYPE
ルームデザイナー：MIKITYPE デザイナープロフィール：1992年生まれ。
武蔵野美術大学卒業。
海外からも「クリーン＆スリリング」と称賛されるカリグラファー。
カリグラフィーとは、ペンや筆を用いて文字を美しく見せるための手法。MIKITYPEの描く美しく力強い文字は、日本最高のブランドのひとつsacaiとのコラボレーションでパリコレに登場、喝采を浴びた。
資生堂のグローバルキャンペーンでも高い評価を受けている。
こんにちは。京都の御所南のホテル、THE SCREENのShinです。
今回は、文字を芸術に昇華したカリグラファーでいらっしゃるMIKITYPEさんがデザインしてくださったRoom No.301をご紹介させていただきます。 MIKITYPEさんをご存知の方はとても多いと思います。
話題になったところでは、三代目J SOUL BROTHERSさんのステージ衣装をデザインされていて、その個性的なデザインとワイルドさは話題になりました。ファンの方々の中には『あっ、あの衣裳か！』と思い出される方も多いのではないでしょうか。
カリグラフィーとは、ギリシャ語で「美しい書き物」という意味だそうで、日本や中国の書道もこれに含まれるそうですよ。
詳しい説明をしてくれているサイトがありましたので、紹介させていただきます。
そして、そのカリグラフィーをデザインやファッションに取り入れた作品を創造されているのがMIKITYPEさんです。
その作品群は、世界中から大きな注目と、高い評価を得ておられます。
これまでにも多くのトップブランドとコラボレーションされていて、
これからも活躍が楽しみなトップクリエイターの一人と言えるでしょう。
それでは、Room No.301をアングルを変えてご紹介いたします。
書いてある文字には、実は意味があります。
【パングラム】と言われる言葉遊びのひとつ
・The quick brown fox jumps over the lazy dog
と書かれています。パングラムとは、ギリシャ語で【全ての文字】を
意味しており、アルファベットのすべての文字を使っています。
日本でいうところの【いろはにほへと・・・】のようなものですね。
上記英文の日本語訳は
・すばしっこい茶色の狐は のろまな犬を飛び越える
“o”が複数回出てきているように、同じ文字の重複利用はOK、できるだけ短い文が良いとされているようです。
だとすると、日本のいろは歌は一度の重複も無くてすごいですよね。
となると、いろは歌が気になります。ということでWebで調べてみました。
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。
この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。
この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて
悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。
すごい。。 完璧。 凄すぎる(笑)
さて、このRoom.301は写真でお分かりのとおり先進的でスタイリッシュなお部屋です。とても写真映えがするので、THE SCREENでは結婚式の前撮り写真の撮影でも人気ですよ。
壁一面に大きくとられた窓からは、京都市指定有形文化財でもある下御霊神社が望める景色となっています。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
MIKITYPEさんのインスタグラムへのリンクを下記に貼っておきますので、
是非その世界観とファッション性をご覧になられてください。
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