この夏、本をめぐる旅 〜轢かれた仔猫と雷蔵とひとりの編集者〜①
本を読むことで何かのヒントを得たり、
ちょっと背中を押されたりすることがある。
今年4月に閉めてしまったが、金沢でBooks under Hotchkissという
アーティストの頭の中を覗く本屋兼ギャラリーを運営していた。
だから、その大切さと効用はわかっているつもりだったけれど、
このコロナ騒動が始まって以来読んだ本のうちの3冊から、
僕の想像をはるかに超えるものを受け取ることになった。
それは本によって長い旅をしたような感覚だ。
その感覚を残しておきたいので、ここに書いて