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心地よく生きる #9
嫌な人や環境への対応の仕方について思うこと。
嫌なら一時的に逃げるのもありだと思っている。
仕事、学校、家、サークルなど様々なコミュニティがあってそこだけがあなたの居場所じゃない。
本当に嫌なら国外逃亡してしまってもいい。
私が海外へ行きたかったのは、
海外への憧れももちろんあったけれど
大きいのは家族から離れて一人になりたかったからもあると思う。
家にいると色々考えてしまって苦しかったから。
ただ自分のことを知らない人達に囲まれる自由を求めて、知らないことや新しい刺激で周りを埋めたくて、バックパッカーをやったとも思っている。
物理的に離れることで、自分が嫌だと思ったコミュニティを外側から見た。その経験が今、様々な物事を色んな角度で考えたり、人の考えを尊重したり、自分の主張を持ったり、生き方は一つじゃないと、色んな人が世界にいるとたくさんの糧をもらえた。
ただ、同じように克服できなかったことは改めてまた自分の目の前に立ちふさがる。
必ずくる。
その時、もしあなたが立ち向かおうとするのであればどうか覚えておいてほしい。
過去に起こった出来事は変えられないが、自分の過去の受け取り方はいつでもかえられる。
あの人がいたからこそ今の自分の経験になっている。
あの苦くて辛い、苦しい経験があったからこそ自分があるということを忘れないで欲しい。
昔こんなことがあった…
大好きだった人と付き合ってこのままいつまでもずっと関係が続くと思ってた。けれど呆気なく電話口で終わってしまった。
あんなに愛し合ったのに?こんな機械で終わってしまうのか?
そんな関係になってしまったのかと深く落ち込んだ。
彼にとっての私は価値がそれだけしかないのかと
そんな時に叔母さんにこう言われた
「あなたは嫌な経験があった分だけ人に優しくなれるんだよ。
だって、同じような経験をした人の気持ちが痛いほどよくわかるでしょう?あなたはその人たちに優しくできる強い人なんだよ。」と
嫌な経験、苦しいこともたくさんあるのが世の中。
人を恨みたくも憎みたくもなる。
特に近い関係であるほど理解されないことに傷つき、腹が立つ。
けれど、嫌な役をわざわざ自分がしなくても教えてくれるのが「嫌な人たち」や「辛い経験」であると分かれば、感謝したくなってくる。
あのとき嫌なことを言われたから、私は人に対してものを教えるときは一生懸命に聞こうと思えたし、わからないところを丁寧に向き合えるようになった。
いつかどんな形であれ別れが来るから、今一緒にいれるこの時間だけはきちんと向き合おうって意識できるようになった。
もし別れてしまうようなことがあれば、向き合って気持ちを伝える努力をしようと覚悟ができた。
そう考えれるようにしなやかになったのは
どれも人を信じて、期待を裏切られて、傷ついた過去の経験があるからだ。
だから、これを読んでいるあなたも「過去の受け取り方」を変えれる。
学んだことはなんだっただろう?
次に活かせることはなんだろう?
全て許すことはまだ難しいかもしれない。
それでも生きていかなければならない。
それなら少しでも荷物は軽くした方が歩きやすい。
よく言われていることだが、
「”辛い”に”一”を足すと、”幸せ”になる」
”一”というのはもしかしたら、出来事を見る視点を変える”一歩”なのかもしれない。
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