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心地よく生きる #11
自愛との葛藤について
以前番組で、マツコ・デラックスが歌手のAdoと対談をしていた。
Adoの今のテーマは「自愛」だが彼女は「自分をどうしても好きになれない」という
どうしたら自分を好きになれるのか?
そんな問いかけをマツコ・デラックスにしていた。
そんな時、マツコが答えたのは
私も血反吐が出るくらい自分のことが嫌い。
今でもそう。
ただ、そんな自分が可愛く、愛おしく思えてくる
嫌いなままでもいいんじゃない?
その嫌いという感情が歌に乗って、皆に届いているのだから。
これを聞いたときにはっとした。
成功しているように見える2人でさえ、「自分が嫌い」であること。
自分を愛せるようになるまでには時間がかかるし、私だってそれがきちんとできるようになるまでずいぶん時間がかかった。
前回もこの「自分を愛する」をテーマに記載しているが、すぐに自分を愛するのは難しい。
まず大事なのは自分を俯瞰して受け止めることから始めること
こんな自分だけど、よくやっているよね。
よくここまでこれたね。
まだ嫌いだけど、不器用だけどその自分の不器用さや欠けているところが愛しくなってくる。
どうせ最後は”自分と生きるしかない”と腹を括れる日がくる。
今でも自分のことが完璧に好きかと問われると正直まだそうでもない。
ただ、「ダメだなぁ。でも、ダメな自分が次はどうやったらできるか考えようか」とダメなところも受け止めて行けるようにはなってきた。
自分のことが嫌いな人が大半だと思う。
多くが自分の理想とのギャップに苦しむ。
そのギャップにもがき苦しむ姿を見せることこそ、彼らが多くの人たちに「苦しんでいるのは自分だけじゃない」と勇気を与えられる存在になる理由なのだろう。
楽しいことばかりが人生ではない。
思い通りにならずに、苦しいことの方が多い人生だ。
苦しいことがあるからこそ、楽しいことは喜びに溢れる。
だから、受け止めるために大いに苦しむことも大切なことなんだと私は思う。
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