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Episode 181 そして前を向くのです。

私はRADWIMPSのファンでして、このブログの題名も「透明人間18号」という楽曲からの引用で、白と黒との間の灰色は、虹色をかき混ぜて出来る色だと歌われていることに由来します。

そんなRADWIMPSに「棒人間」という歌がありまして、これもまた発達障害者には感慨深い歌なのです。
綾野剛主演のTVドラマ「フランケンシュタインの恋」の主題歌となったので知っている方も多いかと思います。

ぼくは人間じゃないんです…と歌うその歌は、私には発達障害者の気持ちを代弁しているかのように聞こえてしまうのです。
自分自身の発達障害に気が付くというのは、社会とのギャップを感じ取ることだと思うのです。
どうやっても社会一般の通念が理解できない、必死で真似してみても、それは自分自身に仮面を被せるだけな気がする…。
そして限界点に達した時に壊れ、二次障害を発症してしまう…。

発達障害の当事者が思うのは「どうしてこんなことに」と言うことだと思います。
それは、自分自身の特性を受け入れられないことから起こるのだろうと思うのです。

前から何度も言っているのですが、早い段階で発達障害に気が付くことが重要です。
でも気が付くだけではダメなんです。
自分のその特性を劣等感なく受け入れて、どうやったら社会で生活できるのか自分のやり方を見つけることが重要です。
私はそのやり方を「社会に on する」と表現します
on のやり方はひとつじゃありません。
100人いれば100通りの on があると私は思っています。

棒人間の歌詞の最後は、何度も諦めたつもりでも 人間でありたいのです と、結ばれます。
最後は前を向く、その棒人間に希望を感じます。

私自身も棒人間でした。
そして、人間でありたいと思うのです。

旧ブログ アーカイブ 2019/3/14

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