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Episode 246 上手に充電できません。

「ルンバ」に代表されるロボット掃除機に憧れます…。
あれ、すごく便利そうですよね…勝手に部屋中を動き回って、ひと回りすると勝手に充電器に戻ってお休みとか。

パートナーが結婚する時に絶対に譲れないものが全自動洗濯機でした。
新居を考えた時は食洗器、それで最近はコレ。
パートナーは自動〇〇が好き…。

私は偶に、ASDである私の行動パタンはロボット掃除機みたいだねって思うことがあります。
プログラム通り、指定の時間に活動を開始し、ひと通り掃除をしてホームベースに帰還するのです。
毎日同じ部屋を同じように掃除している様に見えますが、大きな家具の配置は変わらなくても細かな配置は毎日変わります。
ゴミ箱の位置、雑誌や新聞の位置が毎日1mmも変化しないなんてありえないのです。
その日ごとに発生する状況の変化を察知して無難に作業できるのは、ビジネスという非常にドライな環境で、私が行うべき行動が限定されているから…ロボット掃除機の仕事は「ゴミを集めて吸い取る」という一点のみと考えれば分かりやすいと思います。

さてさて、仕事を終わらせた私は、"Home"に帰るのです
それは当にロボット掃除機が充電器に戻るような話です。
独身時代と結婚してからと「何が違うか」と言えば、この"Home"の状況が違うのです。

親元であろうと、ひとり暮らしであろうと、結婚を考えるほどの「いい大人」が小中学生みたいにアレコレ生活を指摘されることは先ずないでしょう。
安定して充電できるベース(自宅・自室)があって、自分のペース(ルーティン)でゆっくりと充電するのです。

パートナーと私の場合、結婚とほぼ同時にパートナーの妊娠が分かり、構築すべきふたりの"Home"が完成する前にその次の段階に進んでしまったような気がします。
それは、喜ぶべき新しい命でした。
でも、踏むべきステップをひとつ飛ばしてしまったために、問題が拗れたのではないかと思う点も否めません。

パートナーが「欲しい!」というロボット掃除機を見て、私は「苦い昔」を思い出したりするのです。

旧ブログ アーカイブ 2019/5/18

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