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コロナワクチン拒否した看護師が退職を迫られた件について

※はじめに
この記事はコロナワクチン反対という趣旨の記事ではありません。私自身はワクチン接種しています。「コロナ撲滅のためならどんな犠牲も厭わない」というコロナ脳の方は時間の無駄なのでお帰りください。あくまで守るべき人権についての話をしています。

なんとなくネットで調べ物をしていたら、目ん玉が飛び出すような記事を見かけた。

コロナワクチンの接種を拒否した看護師が、病院側から強制的に退職を促されたというのだ。以下、記事のリンクを貼っておく。

この記事を読んで、この国は一体どうしてしまったんだと心底がっかりした。あまりにも思考が偏っているし、ましてやそれを立場の弱い従業員に強制するなど、言語道断だ。

この問題については、そもそもコロナワクチンに対する認識の差異が関係してくると思うので少し考察してみる。

なぜ看護師はワクチン接種を拒否したのだろうか? 考えられるのは、本人の健康上の理由、あるいは新薬に対する不安だろう。

健康上の理由であれば、例えば食品や化粧品に広く使用されている添加物「ポリソルベート」にアレルギーを持つ人はコロナワクチンの接種が禁忌とされる。アナフィラキシーショックを起こす可能性があるからだ。

これは非常に留意すべきことで、「コロナワクチンを打つことで全ての人が救われるわけではない」と広く世間に知れ渡らせる必要がある。

今回問題となった病院は、おそらく上層部が「ワクチン打っとけばとりあえず大丈夫」と馬鹿の一つ覚えのように唱えていたことだろうが、実際にはワクチンを打つことで危険にさらされる人もいるのだ。

また、新薬についての不安についてはどうだろうか。「不安だから打たないとか医療従事者失格だろ!やめろ!」とあなたは思うだろうか。

今回のコロナワクチンは従来のワクチンとは開発の手順が大きく異なっており、通常10年程度かかるものを1年足らずで完成させたものであることはご存知の方も多いだろう。

これは十分な治験がなされないまま一般市民に提供するという、ある意味では大規模な人体実験のようにも思える。ワクチン接種によってコロナ罹患率は大幅に減少することは証明されているが、それ以外の重篤な副反応が5年後、10年後に起こらないことは証明されていない(というか証明のしようがない)。ワクチン接種を受けたわれわれ一般市民が、それを証明していくこととなる。

これまでの歴史上、日本国内だけでも数多くの薬害が発生している。たとえば、ジフテリアの予防接種では死者84名、重傷者862名と世界最大の予防接種禍が日本で起こった。

また、妊婦でも安心して飲める夢の睡眠薬として話題になった「サリドマイド」は、安心して飲めるどころか奇形児を大量に生み出すという最悪の事態に陥り、日本でも300人以上が犠牲となった。

他にも血液製剤によるHIV感染やC型肝炎、集団予防接種によるB型肝炎などの薬害も広く知られている事件だ。

これまでの薬害の歴史を知っていれば、未知のワクチンに対して「怖い」という感情を持つことはごく自然なことのように思える。もしも重篤な副反応が生じた場合、国はどれほどの責任をとってくれるのだろう。ちなみに、上述したB型肝炎では国が責任を認めるまで17年の時を要している。

今回のコロナワクチンでも、国が責任を認めるまでに相当の時間がかかる可能性がある(もちろん、B型肝炎事件と今回の件では背景が全く違うが)。つまり、「国がワクチンを打てって言ってるから大丈夫でしょ」と安易に考えずに、ワクチンを打つなら自己責任で打てということになる。

私自身は「医療従事者として実験体になってやる」と覚悟を決めてワクチンを接種したのだが、実際「ワクチンは怖いから打ちたくない」という気持ちは痛いほどわかる。だから国もワクチン接種を強制ではなく任意にしたのだろう。

そんな背景を考えようともせず、コロナワクチンの効能を過信し自らの病院で働く大切な人員の権利を無視する件の病院の対応はあまりにも幼稚と言わざるを得ない。

どうしても納得できないのなら、看護師ではなく一律強制にしなかった国に抗議すべきだろう。

ネット上でも「看護師なのにワクチン打たないとかありえない。こんな病院行きたくないわ」という旨のコメントをよく見かける。メディアが連日”ワクチン=救世主”という構図を作り上げた結果、ワクチン信者たちによる「ワクチンを打たないやつは悪」という同調圧力が蔓延し始めているように感じる。

たしかにコロナは早急に解決すべき問題の一つだ。しかし、だからといってそれ以外の問題を無視していいことにはならない。このような苦難の渦にいる今だからこそ、本質的な問いかけをし続け誤った判断をしないようにしていくべきではないだろうか。





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