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おダメさん
2021年5月17日 21:37
それは静謐な湖を乱すものざらざらと黒い砂が吹き付けて前触れもなくつつましい営みをひっくり返すもの生活の裏に這い寄る深淵逃げ場を失った羊に牙が剥かれそれは、たとえば嵐のように抗いようがないもの身を寄せる相手も跪く偶像もなくただ、それの気の済むまでじっと息を潜めることでしか逃れるすべはない今日生き延びてもまた明日来るかもしれないたからそれなりの備えをしてボタンと靴紐は