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みち

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「みち」初めて歩く道、その先は未知。昨日歩いた道、その先は昨日とは違うかもしれない未知。
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#旧中山道

さくらと旧中山道

さくらと旧中山道

2010年4月10日。
南木曽駅より、旧中山道を妻籠宿に向かって歩いた。
約4キロ弱の道のり。
派手な桜並木と言ったものはないが、所々で満開のソメイヨシノや山桜などを目にすることが多く、まさに街道歩きに花を添えてくれる。

※タイトル写真は妻籠宿入り口付近
※一部再掲写真

蛇抜橋(じゃぬけばし)

蛇抜橋(じゃぬけばし)

旧中山道三留野宿近くにある橋。長野県木曽郡南木曽町読書 2008年6月撮影。
(撮影した2008年時点では木橋だが、今は普通の舗装された道路橋になってしまっている様子。)
蛇抜沢にかかる旧中山道の蛇抜橋。
蛇抜けとは不思議というか面白いと言うか変わった名前だが、蛇抜けとは木曽地方でいう土石流のこと。
そういう名の沢はかつて土石流があったことを物語っている。

2014年7月ここから北へ600mほど

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木曽十一宿を歩く②

木曽十一宿を歩く②

平沢宿

 贄川から奈良井に向かう途中にある宿場だが、正式の宿場ではなく間の宿と呼ばれる宿場だ。
 奈良井は旅籠は少なかったが漆器製造を生業とする家が多く、奈良井千軒と呼ばれたほどにぎわったと言う。その奈良井の漆器製造の下請けとして栄えたのが平沢で、主に漆を塗る作業をしていたという。時代を経て平沢でも漆器そのものを製造販売するようになり、今では木曽漆器と言えば平沢というほどに名の知れたところになっ

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そば切りの里「本山」と旧中山道

そば切りの里「本山」と旧中山道

 そば切り(現在普通に食べられている蕎麦の形)の発祥地は、中山道の宿場町でもある本山(長野県塩尻市大字宗賀)と言われている。
 ここでそばを食べるなら「本山そばの里」。地元のおばちゃんたちがおいしいそばを提供してくれる。
 中山道本山宿は街道に対して家屋敷をやや斜めに建てる斜交い(はすかい)屋敷と呼ばれる家並が続く。これは敵の侵入に対する防御策と言われているちょっと変わった建て方だ。

 本山宿へ

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