Nコンに参加した話

Nコンでは、一番最後のプログラムに全体合唱がある
歌うのも、結果発表も全てが終わった、いっちばん最後
全体合唱の時、課題曲の歌詞が妙にささった


2024年度 中学校の部課題曲 「僕らはいきものだから」歌詞

「今に手を振りたくはない」って歌詞がめっちゃささった

Nコンが、私の学校が出る最後の大会で
この大会で私達三年生の部活の引退するか決まってしまう

結局銀賞で次の大会には進めなかった

だからこそ、「今に手を振りたくはない」に共感できた
今の部活がとても楽しかったから
終わりたくなかった。
終わらせたくなかった。
ずっとコーラス部のみんなで歌っていたかった
「今に手をふりたくはなかった」

三年生になってから私の周りもだんだん変わっていって
受験に向けて成績をあげていく人
恋したりカップルになったりして、充実してる人
取り残されていく感覚。
置いていかれているような感覚。
「次第に友にも羽が生えていって
 置いて行かないでと思ったりした」

でも、みんな幸せそうで。楽しそうで。
そんなみんなを見てたら、
「置いて行かないで」なんて言えなかった
私も、いつかそうなれるのかなって信じてた
「飛び立つ瞬間 煌めいてた
 あの羽を追いたい、追いたい、飛びたい」

これからの人生で
誰かに恋をすることも、
部活が終わってしまうことも
成績を上げようとがんばることも、
全てが私の大切な経験だから。
「ぼくらに待ち受けている全てが宝だ
 さよならだって繰り返す
 変わりゆく僕らが美しいのです」

やっぱり、まだ「今に手をふりたくない」って思ってしまう
私にとって部活は大切な時間だから
一時期、部活のために学校に来てたくらい
歌うことが大好きで、
部員のみんなが大好きで、
みんなと歌ってる時間がもっと大好きで。
まだ、「手をふろう」とは言い切れない
でも、いつか「変わること」を自分からできるようになれたら、
周りと違うことを「おかしい」と思わなくなれたら
「今」に、笑顔で手をふれたなら…

きっとその日が来ると信じて、
今は、「今」に手をふろう

生きているだけで、生きてさえいれば
私達はなんだってできるのだから。

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