見出し画像

レビュー☆4☆「THE・TEAM」~チームを科学する~

・「理解してから理解される」という人間関係の真実

・超一流でもモチベーションに左右される

・「正しい独裁」はチームを幸せにする。


こんにちは、ほっしーです。

今回レビューする本は株式会社リンクアンドモチベーション取締役でもあり、株式会社ヴォーカーズ取締役副社長である麻野耕司さんの著書「THE・TEAM」です。

~「THE・TEAM」とは~

この本は、株式会社リンクアンドモチベーション取締役兼株式会社ヴォーカーズ取締役副社長である麻野耕司さんが、チーム作りのために必要な法則をまとめた一冊になっています。

仕事が面白くない、部活が楽しくない、ゼミがつまらないなどなど

なにか集団行動でうまくいっていない人必見です。


~「THE・TEAM」のポイント~

「理解してから理解される」という人間関係の真実

どうせおれなんて・・・

というようなネガティブの感情を持っている人はいませんか?

実際、チームに1人はいそうですよね(笑)

そういったネガティブの感情は、周囲に伝播するので、チームとしてはよくないです。

このようなネガティブな感情を排除するためには、それぞれのメンバーが「自分は理解されている」と感じることが大切です。

「自分のことわかっていないくせに・・・」と思っている人に、効果的なコミュニケーションを取ることが出来ないです。

自分のことを理解していない人が伝える

自分のことをわかってくれている人が伝える


どちらの方が相手は聞いてくれると思いますか?


コミュニケーションは「誰が」伝えるのかが重要です。



相手に自分は理解されていると感じてもらうために、チームメンバーは他のメンバーの「経験」「感覚」「志向」「能力」を理解することが必要です。


書かれている例を挙げます。あるメンバーにリーダーのアシスタント約減の配置転換を伝える際にも

「このリーダーのアシスタントをやってほしい」

「このリーダーのアシスタントをやってほしい。あなたは学生時代のサークルでサブリーダーをやっていて(経験)とても充実していたと言っていたよね(感覚)きっとこの仕事も楽しんでできると思うよ」

同じ事を伝えているのに、「伝わる度合い」が違いますね。

抽象化すると「感情」なんですよね。

人はやはり、お金や地位ではなく最後は感情で動く生き物ですね。

ということは、これはいろんな場面に転用できそうです。

コミュニケーション以外の会話でも、相手の感情を揺さぶるような伝え方であれば、効果的かもしれませんね。


・超一流でもモチベーションに左右される

「環境の変化にモチベーションが影響を受けないようにする」という意味でのセルフモチベーションコントロールの術は全ての超一流に求められることです。が、どんな超一流でモチベーションには左右されます。

著書では、例としてスポーツ選手で例えられています。

どれだけセエルフモチベーションに優れた選手でも、観客がいなく、監督が理不尽、チームメイトと不仲であれば、モチベーションは下がります。

人間は機械ではないので、無意識的なものまで含めれば、行動に理由、つまりは「モチベーション」がないということはあり得ない。


これも抽象化してみると、「感情」というのが出てきます。

でも、これもいろんな場面で転用できそうです。例えば、チームでみんなのモチベーションを共有しておけば、今日はがっつりやりたくないとか、あの人今日はやる気あるから仕事頼もうかな・・・なんてできますね。

これはかなり便利だと思います。

・「正しい独裁」はチームを幸せにする。

チームにおける意思決定については、「みんなで話し合って決めることが良いことだ」と思っている人が多いが、この合議という意思決定方法の最大のデメリットは時間がかかるということです。

逆に、リーダーが最終的な意思決定を下すのでも良いですし、領域によっては誰か意思決定する人を予め決めておくものいいです。「誰か一人で決める」独裁という意思決定方法は圧倒的に「速さ」を担保することができます。

独裁というのは、誰からも情報収集せずに、誰からの意見も聞かずに決めるということではありません。

意思決定者が必要な情報を十分に集め、様々な角度からの意見を聞いた上で決めることは意思決定の精度を高めるために非常に重要です。

意思決定で大切なのは

良い意思決定、正しい意思決定にはとらわれすぎず

強い意思決定、速い意志決定を心がけることが大切です。

これを抽象化すると、やはり相手の気持ちを考えること。

チームでは感情がものすごく大切であることがわかりました。

この意思決定は、会社のみでなく、友人と大人数で遊ぶ時などプライベートにも転用できますね。

特に仲のいい友人みんなで出かける時などは、みんな行きたいところがバラバラでなかなか決まりませんよね・・・

お出かけ以外でも、友人とランチの時にでもすぐに転用できそうです!

~最後に~

ほっしーの独断でポイントを決め、「THE・TEAM」について書いていきました。

実際の本は、もっとチームとしてのノウハウが書かれています。

ぜひ、これからチームで活動していく人、これからチームで活動する予定がある人は必読です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?