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#21【事例あり】ターゲティングやカテゴライズの考え方の変化

こんにちは!Hossyです!

マーケ系の仕事をしていると「ターゲティング」という言葉がよく出てきますが、
最近カテゴライズすることに少し抵抗を感じるのと、
層の考え方のトレンドが変わってきたような気がします。

具体的に話すと、これまでのビジネスやニュースとかでは

・年代/世代
・性別
・年収
・住んでいる場所
・理系/文系

などのカテゴリーでまとめたりターゲット選定していたと思いますが、
最近はZ世代と呼ばれる人たちが、そういった世代などで括られるのが嫌だと感じていたりします。

一方で、

・MBTI
・イエベ/ブルべ
・骨格診断
・顔タイプ
・気分
・習慣

などのカテゴライズは今の世の中で浸透して、支持されていたりします。

これの違いが何かっていうと
「自分らしいか」っていうことなのかなって考えてます。

「パーソナルな自分として見られているかって視点があるかどうか」でこの差が出ていて、
前者の方は自分以外の多くの人でもけっこう当てはまる分け方で、
後者の方は一個人として見てもらえてる感覚があります。

これからのビジネスを展開するときも、
表面的な分け方でなくて、自分事化できるペルソナ設定でニーズを考えないといけないのかなって気がしています。

SNSも発信者としてはオリジナリティが必要で、見ている方も投稿がレコメンドされ、フィード内容が一人一人違うようになりました。

その潮流も踏まえて、「Z世代でバズらせる!」みたいな考え方でなくて、
「こうゆう心理を持って、こうゆう課題を感じていて、こうゆうデザインやテンションを好む人に刺さる施策をやろう!」ぐらいの解像度が必要に思います。

そうゆう流れを抑えてるなと思うブランドやサービスをいくつか紹介します。

①Spotify


Spotifyのアプリを開いてみると、いろいろなジャンルや気分やシチュエーションでカテゴリーが分かれています。

音楽を聴く用途も多様化してきたことから、自分事化した使い方ができるよう設計されています。


②スマドリ

アサヒビールさんのやられている「スマドリ」も上手な施策に思います。

若い人とか年配の人とかのくくりでプロモーションするのでなく、お酒の楽しみ方で自分事化できる仕掛けにしています。

飲み会の在り方や仕事の付き合いなども多様化してきた流れも踏まえて、全ての人を肯定する見せ方になっているなと思いました。


③LINEMO #電話が苦手です

チャットアプリが普及したことにより、電話が苦手と感じる人が年々増えているそうです。

ちょっとニッチなところではありますが、こういった"意識"をターゲットにして、LINEMOさんは自社サービスの訴求に繋げています。

オフライン広告で多くの共感を予呼び、結果的にオンラインのSNS上でも話題になっている事例です。



これら以外にも、探すときっともっとあります。

タイプや興味関心が多様化している中で共通項を見つけるのは難しいですが、大事なのは"自分事化"できるかというところなのかなと思います。

広告関連の仕事をされている方は、ぜひ今回ご紹介した視点も参考にしてみてください。
(そんなの当たり前や!ってことでしたらすみません。。)

ここまで読んでいただきありがとうございました。


Hossy



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