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フルリモートワークをやってみて

今回はIT系のフルリモートワークを数年やってみての所感を書いていこうと思います。

私は公務員(事務)として約10年間勤務し、私情等で未経験からIT系のお仕事に転職しました。
その転職先がほぼリモートワークだったのです。

私の詳細な経歴については以下記事に書いていますので、ご覧頂ければと思います。

フルリモートワークのメリット

通勤時間がない

私的にこれが一番のメリットだと感じています。

片道30分だとして往復1時間、月20日勤務するとして20時間にもなります。
これがあるのとないのとじゃ大違いです。

満員電車や、車の渋滞も関係ないのでストレスも減りました。

居住地の幅が広い

住む場所って、基本的に職場に通える範囲で検討しますよね。

でも人それぞれ、本当に住みたい場所ってあるはずです。
例えば海の近くや自然豊かな田舎、お洒落な都会の街、地元など様々。
また、時が経つにつれて、考えや置かれている状況も変わっていくと思います。

そんな時に通勤の必要がないフルリモートのお仕事であれば、自由に住む場所を選択する事が出来ます。

ただ、フルリモートと言いつつも、何日かに一回は出社が必要な場合や、緊急時の駆け付けが可能な距離に住む必要がある場合もありますので、ここは注意してください。

あとは部署異動や、方針変更でフルリモートではなくなる場合もあるかと思います。。。

業務以外の作業が発生しにくい

これは会社によって違うかとは思いますが、自分の業務以外にも、例えば事務室の掃除やゴミ出し、お客さんへのお茶出しなどをしないといけない場合もあるかと思います。
また朝の身支度も、スーツを着たり、化粧をしたりと、何かとやる事が増えるかと。

これがリモートワークであれば、だいぶやる事は少なくなるはずです。

緊張する事や、人間関係のストレスなどが少ない

もちろんリモートワークでも、ミーティングで発表する事や、嫌な人とコミュニケーションを取る事はあります。

ただ、これがリモートワークであれば、例えば発表であってもカメラ一つに向かって話すだけで、人前で話している感覚は薄くなりますし、嫌な人とでも直接接するのは通話時だけで、またほとんど文字でのやり取りで済んでしまいます。

あとは、上司が残ってるから帰りづらいっていうのもあまり感じなくなりましたね。

私も公務員時代は、大勢の前で話したり、嫌な人と一日中対面で過ごす事が多かったのでこの辺のストレスはかなり減りました。

フルリモートワークのデメリット

孤独感を感じやすい

リモートワークの場合、誰かが隣にいて、自分が悩んだ表情をしていると声を掛けてくれるなんて事はありえません。

分からない事があれば、自分で調べるか自発的にチャットや通話で聞きに行くしかありません。

また、出社していれば、ちょっとした休憩時間に人と雑談をする機会もあり、ちょっとホッとする場面もあるかと思いますが、これもほとんどなくなるでしょう。
リモートワークだと、どうしても時間通りに会議をして用件が済んだら終了となりがちです。

飲み会なども、それぞれ居住地がばらばらで遠いケースもあるので開催できない場合もあります。

なので、職場で友人や恋人を作るといった事も難しいでしょう。

長時間労働になりがち

これは結構あるあるだなと実感してます。

ますば休憩時間もぶっ通しで仕事してしまいがちです。
これは近くに人がいないので、声をかけてくれる人や、昼食を食べている人が見えない事によるものだと思ってます。

あとはだらだらと残業してしまいがちです。
出社していれば、早く帰らなきゃと思ったり、周りから早く帰れと言われたりする事でしょう。

でもこれが家だと、そもそも帰るという概念がありません。
場合によっては夕食を食べながらや、好きな音楽をかけながらだって出来てしまいます。
そんこんなしている内にあっという間に遅い時間になってしまいます。

その他、やる気のある人なんかだと、夜中や早朝にも仕事してしまう人もいるかと思います。

体に不調が出る場合も

肩こりや目の疲れが出やすいです。
これは出社している方でもデスクワークしていれば同じと思いがちですが、全然違います。
やはり体を動かす頻度がかなり落ちるのでさらに酷くなりがちです。

私はとにかく毎日外に出る、ランニング、ストレッチをするように意識しています。

入念な環境整備が必要

なんといってもネット回線は重要です。
ミーティング中や、リモート環境接続中に通信が落ちてしまうようでは仕事になりません。
最近はアパートの無料wifiが完備されている事も多くなっていますが、共同利用のため、混雑時やヘビーユーザーがいるなどすると、安定的に使えなかったりするので注意が必要です。

あとは、机、椅子、モニターもかなり重要です。
私的には昇降デスクに縦と横のデュアルモニターを置いています。これ最強です!

「カフェで優雅にお仕事」は幻想

よくリモートワーカーと聞くと、スタバなんかでMacのノートPCを開いて、コーヒを飲みながら仕事してるイメージを持ちがちですが、実際には難しいでしょう。

会社によっては、セキュリティ上、自宅などの人目に付かない場所に限るなど制限があったりします。

また、電源供給やモニターが必要、ネット回線の準備など、カフェでは対応が難しいかと思います。

私の会社もセキュリティ上、あまり自由には出来ないのですが、たまに気分転換に実家に帰省してリモートワークしたりしてます。

最近はコワーキングスペースやテレワーク用の個室が借りれたりもしますが、会社のルールをよく確認してから判断するようにしましょう。

最後に

私の周りでもフルリモートワークに憧れを持っている方はいます。

もちろんメリットはあるのですがデメリットもあるのが現実です。

合う合わないはかなりある働き方だと思うので、安易に選択するのは危険です。
まあやってみないと分からない事もたくさんあるのですが。

今回の記事はあくまで私の所感にはなりますが、少しでも参考になれば幸いです。

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