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ブランド品を買ったら人はどうなるのか

こんにちは。
ほそやんです。

休みの日は散歩がてらウインドウショッピングに出かける事が多いのですが、久しぶりに衝動買いをしました。


「バーバリーロンドン」のステンカラーコート

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春に向けて軽めのアウターあったらいいな。と薄ら思っていましたが、まさか買うとは。今までブランド物に興味がなかったし、似たような色のコートをセレクトショップで既に買っているので必要ではなかったんですが、ビビッと来たんです。

お値段、○万円。

今回は「完全な衝動買いで買ったブランド品が自分に与えた影響」について書いていきます。


概要
① なぜブランド品に興味がなかったのか
② ブランド品は「着たら違う」
③ ブランド品はストーリーを振り返りたくなる
④  ブランド品を買ったら人はどうなるのか


① なぜブランド品に興味がなかったのか

今年で28歳になりました。当然、社会人経験も長いので色々な人付き合いをしてきました。その中でも「ブランド品・高級品」を自慢されたり勧められたりしてきましたが、自分で買おうという気にはならず、今まで1回も自分で買ったことはありませんでした。理由を考えてみましょう。

✅ 同じ用途なら「自分が納得できる値段の物で良い」と思っていた
✅ 自分がブランド品を身につける程の人間か?と疑問視していた
✅ ブランド品を自慢してくる人達を冷めた目で見ていた
✅ モノよりもコトにお金を使いたいと考えていた

大きく分けて4つになりました。
要約すると、「その値段分の価値を感じなかった」という事でしょう。

②ブランド品は「着たら違う」

さて、今までブランド品に袖を通した事もなかった私ですが、今回のバーバリーのコートをまずは試着してみました。

「かっこいいな。。。」

試着室の中で小さく呟くと、カーテンを開けて靴を履き少し離れて全身のシルエットを確認する。

アパレルを5年程やっていましたから分かるのですが、お客様が試着室から出てきてシルエットを確認する時の購買確率は80%を超えています。
なぜかと言うと、「着ている所を人に見られても良い」というステージまで行っているからです。本当にイマイチだった服は鏡を見た途端に絶望して脱ぐはず。

つまり自分の中でバーバリーのコートは「よっぽど気になるポイントが無ければ買う」というステージまで着た瞬間に到達したのです。

同じような色のコートも持っているのに何故か?
答えは単純に、「服としての質」でした。

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今持っているセレクトショップのステンカラーコートよりも生地にコシがあり、より立体的なシルエット。さりげなく見える上品な印象の「ノバチェック」と縫製の正確さ。生地がしっかりしている事による、重厚感。それは自分が今まで買っていた服とは「質」が違って見えたのです。

一目惚れならぬ、一着惚れ(ひとぎぼれ)でした。

値段を迷う素振りなどもなく、そのままレジへ向かったのです。

本当に良い物を買えた帰り道って「ニヤニヤ」しちゃうんですね笑

③ブランド品はストーリーを振り返りたくなる

スケベな事を考えていると錯覚されてもおかしくない表情で自宅に帰ると、すぐに「バーバリーとのマッチング会」が開催されました。このコートを主役にし、自分が持っている服とどんなコーディネートが組めるかを追求したのです。

もちろん一人です。

デニムと合わせたり、タートルやシャツと合わせたり、スラックスと合わせたり。気になる彼との初デートの時に服がイマイチ決まらない思春期の女子ばりに部屋を服だらけにしながら服を脱いだり着たりの繰り返し。

結論として、「なんにでも合う」という答えが導き出された頃には少し老けたくらい疲れていました。

それからというもの、この「初のブランド品」を大変気に入っています。
ほぼ毎日羽織り、普段入らないようなハイブランド店にも足を運ぶようになりました。そして不思議なことに「バーバリーの歴史」について調べるようになりました。ブランド品の良い所の1つとして、「ストーリー」があります。

✅ トーマスバーバリーはどのような意図で服を作ったのだろう?
✅ どのような経路で流通し始めたのだろう?
✅ なぜ世界的に有名なのだろう?
✅ 今はどんな服を売っているのだろう?

幸いにも2020年の秋冬のコレクションが丁度観れる時期だったので、もちろんチェックしました。

https://youtu.be/iR34HpzUiMI

1回の試着から、ブランドの歴史を知り、店頭に実物を見に行く。
このコートを買ってから、明らかにブランド品に対する意識が変わったのです。

④ブランド品を買ったら人はどうなるのか

これはあくまで初めて自分のお金でブランド品を買った私の意見ですが、この1着のコートによって自分の中の「物への価値観」に変化がありました。

まず、「高いものにはそれなりの理由がある」と実感出来たこと。
今回該当するのが「質」と「歴史」です。
そして、その質を高いお金を出して買うことに抵抗がなくなったこと。
昔よりも人目を気にしなくなったこと。
高くても「想い」や「質」にこだわったモノに囲まれたいと思い始めたこと。
ひとつのモノを長く使いたいと考え始めたこと。

みなさんは
自分で「良いものを買った」と思える物っていくつありますか?
それがいいと思う理由を述べれられる物っていくつありますか?

自分はこのコートに「思い出」があります。
こんな記事を書いてしまうほど、愛着があります。

高けりゃいいってもんじゃないですが、絶対に汚したくないのでシワをつけたくないので結果的に背筋が伸びます。

なんせ、このコートを着る時は少し自信が持てるのです。

ブランド品を買ったら人はどうなるのか。

「質の高いモノ」を身につける事により、
「もっと質の高いコト」をしようと考え始める。

少なくともこう思いました。

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