hosokawa yukiko

みみをすますラボ代表 国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ 琵琶湖のほとりで夫と…

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みみをすますラボ代表 国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ 琵琶湖のほとりで夫と二人の息子と暮らしながら、通信制でアートを学ぶ大学生でもあります。 コーチングHP https://mimiwosumasu-lab.com/

最近の記事

「人生はドラマではないが、シーンは急に来る」

タイトルは、くどうれいん「うたうおばけ」より。 でも、このエッセイの内容とはそんなに関係のない話。 コーチングの勉強をしていて、その人と世界観について考えていたら、ふとこのことばを思い出した。 「人生はドラマではないが、シーンは急に来る」 シーンは急に来る。 というか、ただ、そこにある。出会う。起きる。 わたしたちは、シーンを記憶している。思い出す。 人生はドラマではないけれど、 自分の人生をドラマ的に解釈している部分はある気がする。 ストーリーがあり、省略される日常

    • ムーブメント・メディスンのこと

      いつもよりも少し寝坊した朝、 キッチンでりんごを剥いていると、 次男2歳が私の足元にまとわりつきながら、 「ママの電話でダンスしてよー」 と言ってきた。 この「電話でダンス」というのは、 ムーブメント・メディスンの朝のダンスのことで、 平日の朝7時から15分間、Zoomでつながってダンスをするというクラスに 私はここ1ヶ月ほど参加している。 寝坊して参加しそびれることもあるけれど、 次男にとって「朝の母は踊るもの」として、すっかりインプットされていたようだ。 それはとても

      • 夜にまつわる私の好きなもの

        夜といえば、燃え殻さんのエッセイ「すべて忘れてしまうから」の「あの夜、『ナイトクルージング』を一緒に聴いた」という話が好き。 東日本大震災後、本当の情報と嘘の情報とグレーな噂が深夜まで飛び交う日々、心も体も限界なのに全然眠れない夜に、「今夜眠れない人へ」という気持ちで、Twitterにフィッシュマンズの『ナイトクルージング』のYou Tubeを貼り付けたという話。 疲れましたね。今夜、すべての人が、深い眠りにつけますように。 これは好きな優しさだなぁと思う。 フィッシ

        • 2021年のセンス・オブ・ワンダー

          2021年、新年あけましておめでとうございます。 年末は随分のんびりとすごしました。 風邪を引いていたこともあって、やらなきゃいけないことをできるだけ手放して、ゆるりとやりたいことだけを。 浴びるように音楽を聴き、気の向くままに本を読み、琵琶湖の風景を感じながらドライブし、インスタで心惹かれるアート作品や写真を探す。 年越しは家族の寝静まった自宅でジャニーズカウントダウンと共に。その後はKEEP ON FUJI ROCKIN'Ⅱに移って年明け一発目のTempalayのライブ

        「人生はドラマではないが、シーンは急に来る」

          聴くということ〜委ねる、重なる、開き続けること

          今朝のこと、Corneliusという名前を見かけて、急に聴きたくなったこの曲を聴いていた。 FANTASMA、1997年だそう。15か16歳の頃。 このアルバム持ってたな。しかもなんか分厚い特別版。 当時どうしてこれを買ったのかは覚えてないけど、精一杯背伸びをしたんじゃないかな?よくわからなくて一生懸命聴いてた記憶がある。 本当に久しぶりに聴きながら、ちょっと思い巡らしたことがある。 ここ半年くらいで、私の音楽の聴き方は随分変わったなーと感じている。 そして、その変化に

          聴くということ〜委ねる、重なる、開き続けること

          交差とことば

          詩人の最果タヒさんのブログを読んで、感じたこと、思ったこと、考えたこと、みっつ。 ひとつめ。好きになること。 わたしも10代の頃とか、好きだったはずのアーティストとかで、なんかこれ好きじゃないぞってなったとき、すごく無理してしまって、なんとかファンとして振る舞おうとして、自分が悪いような気がしたり、感性が鈍ったのかとか思ったり、いろいろ相手を心配したりしたんですけど。何もかも好きでなくても、最新もすべて好きでなくても、相手の変化を受け入れられなくても、「好き」と思ったとき

          交差とことば