星影

完成した物語や未完成な作品を雑に並べてます。

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完成した物語や未完成な作品を雑に並べてます。

最近の記事

「君たちはどう生きるか」物語としての感想、疑問点の妄想。面白かったと言えるために。

死んだ母親の死を過去として受け入れ再婚相手の母親を認め未来に歩く物語だと私は思う。 この文章だけだと呆気ないが、物語は複雑でとても大きく広がっている。 鑑賞後は面白かったが、心の底から面白かったと言えるほどではなかった。 疑問点が多かったからだ。 他の方の感想を読み、自分の中で疑問点を落とし込んだらやっと面白かったと心から言えるようになった。 この文を読んでいるあなたがこの物語を面白かったと言えるお手伝いになればと思う。 前半部分 眞人という人物 前半部分では会話は少なく

    • 【詩】私の呪い

      3日ぶりに再会した君は 笑ってない顔だった ぽたぽた落ちるこれは何だろう 部屋の奥に群がる人々 その先のものを 否定したいよ 君にどこか似た人達が泣いてるよ 叫んでる 周りは 黒ばかり いつの間にか握りしめた 手が痛い 3日前 急に居なくなった 消えてしまった 君を探して 捜して さがして それがこれだなんて あんまりじゃないか 黒魔術でも使えたらなんて 本気で思ったんだ 馬鹿だねって言って欲しいんだ 君の笑顔が見たいんだ 呪いたい あの子以上の苦しみを 思って何が

      • 【一人朗読】地獄はない

        (車のクラクションからのブレーキ音、ぶつかった音) (がやがやといろんな音がピタリと止む) おや、また来ましたか。 どうもこんにちは。 貴方のお名前は? そうですか、柳さん。 ここは言ってしまえば死後の世界といわれるところです。 なぜここにいるのか心あたりは? ……ええ、そうです、車に引かれて亡くなったんですよ貴方。 え?ここ?天国でも地獄でもないですよ。 今貴方は順番待ちです、 もうすぐ呼ばれるのでそのままお待ちください。 ……困惑するのはわかりますが、少し落ち着い

        • 「歌詞」 ヒビクコエ

          カバンの中から 声が耳に響く 「あなたは悪い子」 「私を帰して」 囁き声 夕焼け小焼け街角で 学生服 日焼けの跡 ジャラジャラ 鳴る カバンが 四つ 甲高い声 笑い声 怯えた声 足音止まる ヒビク 声 早く ネ 足は 動かず 役立たず 走れない 逃げれない ガラスに映る 私 「馬鹿な子」 夕焼け小焼けで連れてって 開く扉 背中押され 踏み出した 一歩 革靴の音 監視カメラ 死角 足音止める ヒビク 声 さあ ネ 走る 走る カラスが鳴いてる 逃げる 逃げる チリンチリ

        「君たちはどう生きるか」物語としての感想、疑問点の妄想。面白かったと言えるために。

          【未完成】 勇気 無謀

          ヒーローが助けに来たけどヒロインは遅すぎると罵倒する。 ヒーロー 勇者 ヒロイン 姫 「設定」 魔物とかいるファンタジーの世界 人間の姫が遠くに攫われ、勇者が年月をかけてようやく姫を見つけ出し帰ろうと告げる場面 姫「あの辛かった時に助けてほしかったの。   たくさんの辛いことを耐えて、耐えて、   ようやくこの地に骨を埋める覚悟をしたの。   なんで、今更、、   私は辛いあの時にあなたに助けてほしかったの、   一緒には帰らない。   あなた一人でどうぞ。      

          【未完成】 勇気 無謀

          『物語』 かくれんぼ

          ランドセルを背負ったまま 今日もいやだという気持ちが言えないまま、 ねえちゃんの後ろを歩く、 ねえちゃんが 「今日はかくれんぼしよう!!」 と言った。 嫌だなあと俺はぼつりと言ったけどねえちゃんが 「何か言った?」 とオレをにらみながら言った。 オレは 「…‥なんでもない」 としか言えなかった。 オレとねえちゃんの他に姉ちゃんの友達が3人いた。 4人じゃ少ないからオレをいれて遊ぶのが最近の放課後の過ごし方だ。 姉ちゃんの友達には可愛がってもらっているが、自分たちが楽

          『物語』 かくれんぼ

          『物語』花好きカラス

          桜が満開の暖かい季節 たくさんの人達がお花見をしていました。 片手に飲み物を持ち、とても楽しそうに笑い合っていました。 そんなお花見を見ている者がいました。 カラス達です。 どうやらお花見のお弁当やお菓子などを狙っているようです。 いつ獲物を取るか機会をうかがっていました。 それぞれカラス達が獲物を狙いに動き出しましたが 一匹だけ桜の木に停まり花を見ていたカラスがいました。 そのカラスは 「またこの花を見れた、なんて綺麗なんだろう。」 と思っていました。 カラスのフウはこ

          『物語』花好きカラス