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〔前半〕富士山の五合目を、人生の五合目で訪ねてみる。| tabi.5


タイトルを考えてみたらそういうこと。
意図して勇んで行ったわけではなかったのだけれど。


自分が何歳まで生きるのかな、と考えてみると、たぶん長くて80歳くらいだと思う。……ということは今は人生折り返し地点。山登りに例えるなら、山の五合目くらいに差し掛かっているわけで。

仕事では、社内で移動を繰り返し、運命的に今の業務に辿り着いた。その仕事は好きなのだけれど、組織人としては同じ会社の中にいて、働きはじめてからは多忙続き。

そうしてまた1つ歳をとる誕生日が近づいて、このまま進みたくないぞ、と思った私は、この日は自分のために自分の時間の使い方を判断すると決断。

それでちょっと旅に。仕事関係なく遠征するなんて、数年ぶり。

昨年のクリスマスの数日前の出張の際に運良く上空から見えた見事な富士山。写真には山の途中までくっきりとした道が見えた。


私が子どもの頃暮らしていた地域は山があって、その山よりもっと、もっと大きい富士山は近寄りがたい存在だった。近寄りがたすぎて、心の遠いところに置いていて、置きっぱなしにしていたのだと思う。
でも上空からの富士山を見たり、仕事で近隣まで行く機会があって、関心を持つ機会になりゆきで遭遇したことが理由で、自分から近づいてみることにした。

今回はちょっとしたバスツアーを見つけて参加。私のほかの参加者さんは、3組さんのみ。ツアーの担当さん曰く、その日は陸路で少し移動した先の信州でフェスをしていて、ツアーのお客さんが少なかったそう。でも翌週は、数年振りの「火祭り」が地域で行われるのもあって、もう少し混むんだって。

*旅のメモ : 吉田の火祭り
これは大松明(おおたいまつ)に
なるのかな。


大きな鳥居。
水が冷たい…。
富士太郎杉。
樹齢1000年を超えているのだとか。
こちらは冨士夫婦桧
境内の天井。大きな大きな天狗のお面👺


富士山は活火山で、造山運動が盛んな時期に湖や池もできて、湧水もある。
こちらは忍野八海(おしのはっかい)。

世界遺産の構成資産のひとつなのだそう。

池に観光客あつまる。
中心部が深い。どれくらいあったんだろう。


忍野八海の園の中には小川が流れいて
観光に来たお姉さんたちの話し声、

「こういうのが良かったんだよね〜」

って、憩いの水辺で
心が浄化される気持ちはわからなくない。

木々も植えられていて花も咲いてる。

バスツアーといっても到着地点では自由行動。お腹もすいたのでお蕎麦屋さんに。

きゅうりが前菜についてました。
辛味噌がこのあたりの味のようです。


ちなみ今回は食しなかったけど、山梨では甲府を中心にほうとうが有名みたい。さらに夏から秋にかけてはさすがフルーツの産地! 園内でもシャインマスカットが売られてる。

とりたてかな。美味しそう♩
草餅。あんこ入ってます。「良かったら辛味噌どうぞ」ってサービスもしてくれた。やはり辛味噌は地域特産なのか。
「ひまわり種がな〜い」って観光の人。確かに種がない。菊っぽい。


後半に続く。