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宝生能楽堂インターンシップとは?【参加学生にインタビュー】2023年夏季

いつもお読みいただきありがとうございます!

これまで「お稽古場探訪」についてインタビューしておりましたが、
今回は特別編として、宝生能楽堂で年に2回開催しているインターンシップについてご紹介したいと思います。

「能楽を支える”若い世代”を育てたい」という宝生流のお家元の熱い思いから始まったインターンシップ制度。各分野の第一線で活躍する講師から、舞台芸術・文化活動に関わる仕事の「実際」を学ぶことができます。

今回は2023夏季インターンシップにご参加いただいた3名の学生に感想を伺ってみました。

稽古体験の様子
(詳しくは記事の後半をご覧ください♪)

▪️高校3年生(義太夫節を習っているそうです!)

──応募したきっかけを教えてください。
宝生能楽堂のnoteを見つけて、たまたま開いてみたら募集があって、それを見て来ました。
参加したいと思った理由は、能楽だけでなく他の芸術についても幅広くいろいろな観点から学ぶことができるというのと、能楽に興味のある同年代の人との交流ができるという点を魅力に思ったからです。

──実際に参加してみていかがですか。
興味深い内容ばかりで聞いていて楽しくて、学びになりますし、将来自分がやってみたいことにもつながってくるような気がして、短期的にも長期的にもためになるインターンだなと思います。

8/23(火) 遠藤雄先生の講義風景
「国際文化交流/芸術文化を仕事にすること」


▪️大学3年生(美大で建築を学び、観世流のお稽古もしているそうです!)

──応募したきっかけを教えてください。
能楽関係のTwitter(X)を普段からよく見るのですが、宝生能楽堂のインターンのアカウントを半年前くらいに見つけて、今年の夏もインターンがあるだろうと待っていたところ、募集があったので申し込みました。

私は興味が多岐にわたっていて、建築的なところからもアプローチしたいなと考えるし、宗教性と芸術文化にもすごく関心があります。大学柄芸術が身近にあるので、いつか芸術に関わる仕事をやってみたいと思っています。

──実際に参加してみていかがですか。
すごく楽しいです!こんなに豪華な講義を受けさせていただくことって稀だと思うのでありがたいです。

8/24(木)  蓮見正幸先生の講義風景
「舞台映像制作」


▪️大学4年生(韓国出身で、日本文学を学んでいるそうです!)

──応募したきっかけを教えてください。
私は自分の個人ブログで観た芝居の感想などを載せるのが好きで、ちょうど、宝生能楽堂でやっていた夜能に観客として参加して、公演について調べていたら宝生能楽堂の夜能のTwitter(X)でインターンのサイトを発見しました。

大学の日本文学科で能楽に関する授業があったんですが、そこでとても能楽を好きになって、授業が毎回楽しみで、もっと能楽に詳しくふれる機会があったらいいなと思ったので参加しました。

──実際に参加してみていかがですか。
本当に講義を無料で聞いて大丈夫かな?って思うくらい豪華です。日本の文化芸術に興味のある人なら国籍問わずに誰でも楽しく参加できると思います。直接近い距離で講師の方に質問ができるので、今まで知らなかった側面とかも知れたり、すごく楽しいです。

【8/25(金)稽古体験】

宝生流能楽師の辰巳満次郎先生にご担当いただきました。実際に能面や能装束を着けて本舞台で稽古体験ができます。

まずは能面の特徴などを学びます。
能装束の着付け
面も体験させていただきました。
準備完了!
橋がかりを渡って本舞台へ
能の動きを教わりました。


***
今回は、能楽や日本の伝統文化の基礎から、劇場の制作、国際文化交流、映像制作についてなど幅広い講座を実施しました。
最後は能楽イベントでの実習もあり、充実したインターン期間を過ごしていただけたようです。

インタビューにご協力いただきありがとうございました!

宝生能楽堂では、文化芸術・舞台芸術に関わりたい学生の皆様を応援しております。

次回は2024年2月にインターンシップを予定しております。

ぜひご参加をお待ちしております!


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