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言葉のカケラ(小説の前身)

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言葉の断片、カケラ達を拾い集めて小説を創るんだ。 きっとここは小説の裏側になる。
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#小説

言葉のカケラ 32

言葉のカケラ 32

死へのカウントダウン

人は皆死ぬ

しかし遅いか早いかはある

早すぎる死に対面しそうになっている時
どんな気持ちでいたら良いのか

病院に入るということは
命とひきかえに。
という事だったのか。

秋の物悲しさが
余計にさみしくさせる

どんな顔をすれば良いのかすら
わからない

集まることができるのは
人が死んだときと言うのも
哀しいもので

人間が死なない世が来る事を
何度願った事でしょう

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言葉のカケラ 31

自惚れ屋

自惚れ屋は待つのだ

何も身が入っていないふたり

ぽろぽろと抜け落ちて

彼らの決断を早く見たいと思ってしまうのは
ただ、わたしがスッキリしたいだけなのかも
しれなくて

日々揺るぐ言動に振り回される毎日で
わたしは、どんなスタンスで見守るべきなのかと
日々頭を悩ませる

親が言う「好きにしな」の破壊力

その景色、自分の足で立ってみなきゃ
分からないから

そっち側に行くから
もう

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言葉のカケラ 29

言葉のカケラ 29

雲の淵に朝日がにじむ

どんな言葉ならば君たちに届くのか

過去の選択の連続達が頭をすり抜けてゆく

何を作っても喜ばない

四畳半の部屋の隅に敷かれた布団

何も見ない様に目をつむる

結局、同じ、くりかえし

そっか、与えられる側だからか。

そうか、これが違和感の正体だったのか。

途端に自分が可笑しく思えた。

追って気持ち悪さも覚えた。

そんな事に気がつくのに、40年もかかってしまった

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言葉のカケラ 28

言葉のカケラ 28

おはよう小さな鳥達
君たちは毎日毎日飛び続けて
飛ぶ練習をし続けてエライね

ならば、ひっそりと咲くまでです

淡々と

ひとつ ひとつ

え、東大?

ぶっ飛んでる思考を唐突に言葉にしてくる
青年2人。

朗読

本当にそれで良かったのかの連続で。

言葉のカケラ 27

言葉のカケラ 27

よく晴れた朝

note Twitter note Twitter 無限ループ

帽子を目深に被り部屋着のままコンビニへ
出来れば誰にも会いたくない
一刻も早くこの店を出なければ
レジに並ぶと後ろには行列
気まづい、はやく終わってくれ

本当に好きな人だけで埋め尽くそう

どんどん面白い人間のストックを増やそう
それならば、一方通行でも構わない

とにかく眠った。

言葉のカケラ 26

言葉のカケラ 26

いつもと同じ朝を迎えている

ゴミ捨て場までの道
誰にも会いませんようにと
願う幸子

カニカマ人間

いちご風味

大きく息を吸い込んで深いため息をつく

何も要らない

一瞬で

心変わり

面倒な事が多すぎて

絶対的なたけのこの里派だった彼女が
突然きのこの山派に寝返った話し

今までやった中で1番しっくり来ている

永遠に尽きる事のないような感覚

楽しい。という感覚はいつ以来だろうか?

言葉のカケラ 25

言葉のカケラ 25

鳥達が鳴いている

快晴

寒さは柔らかい

やらなけらばいけない事で溢れてる

幸子の物語

表現の世界へ

今日もごめんなさい
何も出来なかったと
彼女は心の中で呟いた

深いため息を添えて

もう飽きられたのかもしれない
いや、最初から眼中にないのかもしれない

ただ事実を淡々と

深い経験という名の惰性で出来てしまっているように感じた。

将来の展望を必死に考える彼ら

未来に向かう彼らと

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言葉のカケラ23

言葉のカケラ23

朝日がおでこに照りつける

無心でパンを食べる

りお。と言う名前。

布団の中

締め切った室内
冷たい空気が鼻をかすめる

目を閉じる
脳裏に浮かぶ
メモをとる

明日の自分に任せればいい。
という言葉にどれほど救われた事か。

評論をしたい訳ではないのだ

恋愛においての「絶対」ほど曖昧なものはない

人間は生まれたときに喜びを与え
死ぬときには傷を残し去っていく

今日もまた透明人間なので

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言葉のカケラ22

言葉のカケラ22

秋晴れの朝

わたし
まだ諦めていないのだから笑っちゃう

わたしの居場所は布団

Twitter 見てもらえない 検索

小説を読まない小説家

人が作るごはんの匂いと音は久々だ
あたたかい匂いがした
子供の頃の匂いがした

気がつけば目的が別の方へ
人間(わたし)は、本当に欲深い生き物だわ。
ただ対象がすり替わっただけで、これは依存と呼べるわね。ダメね。

ごめんなさい
既に深いところまで

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言葉のカケラ21

言葉のカケラ21

雨が続く朝

本当にやりたいのか焦りなのかの境界線

もしかすると透明人間なのかもしれない

今日もどこかで誰かが呟いている

その想いは届いていますか?

急に何か違うな。と、思うのだから。

何者かになりたい。
と言うのは、自分の意思だけなのか?
その思いに他者は介入していないのか?

無価値。

奥底にある孤独を
人間は決して拭い去る事は出来ない。
誰と居ても何をしていても。

人間の心に棲

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言葉のカケラ 20

言葉のカケラ 20

しとしとと落ちる雨

巣立ちへの憧れ

巣立ち欲

短調な日々

作業のような1日に別れを告げたい彼

思考を切り離す

それは私の感情ではないのだ
あなたの感情なのだから

これが囚われているという事か

寄生先が変わっただけなのかもしれない

私だって満たされない

俺はいつまで生きれる?
もう入院しないとダメか?

何を想えばいい?

サボりマン現る

「じいちゃん、ゴメンネ」

人は死にた

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言葉のカケラ 13

言葉のカケラ 13

快晴
 

小鳥のさえずり

一段と冷える朝

空気が澄んでいる

あの頃と今では違う

何とかやり過ごすだけで精一杯の日々

売られた喧嘩は1秒で買うオンナ

ベランダの片隅に

美化された思い出を頼りに訪れてみても
そこにもう鮮度は無い

組み替える

前情報は極力入れない方が良いのだ

感覚は掴む

囚われない

日常ごとぶっ刺す。か、
いいじゃないか。

胸を痛めていた事も
免疫がつけば感

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言葉のカケラ 12

言葉のカケラ 12

思い出しちゃいけない事ってあるじゃないですか。音楽と記憶って紐づいているじゃないですか。
コノヤロー!思い出させやがって!
感傷的になったじゃないか。
胃のあたりがキリキリするじゃないか。

ピーピーピーピー
洗濯機に呼ばれてしまいました。

フォロワー0の得体の知れない人間を
フォローしてくれてありがとう。

あなたが私の全てでした。

夜中の冷たい空気とオリオン座

スマホに奪われていた視線を

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言葉のカケラ 11

言葉のカケラ 11

寝起きのタバコ
ブラックコーヒー

やり過ごすだけだった

人間の意識は簡単に別の方へ行く

雑音で溢れている

静寂が好き

大量のトンボが飛んでいると思ったら
いつの間にか雪虫にかわっていた

日常は強い
だって壊せないんだもの

顔はイケメン
声が少し残念なオトコ

このまま世に出せば官能小説になってしまう

結局はある一片になってしまうのだ

分離させない為の作品では無いのか

全部をいか

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