言葉のカケラ 25
鳥達が鳴いている
快晴
寒さは柔らかい
やらなけらばいけない事で溢れてる
幸子の物語
表現の世界へ
今日もごめんなさい
何も出来なかったと
彼女は心の中で呟いた
深いため息を添えて
もう飽きられたのかもしれない
いや、最初から眼中にないのかもしれない
ただ事実を淡々と
深い経験という名の惰性で出来てしまっているように感じた。
将来の展望を必死に考える彼ら
未来に向かう彼らと
終わりに向かっているような彼女
いや、しかし決して絶望はしていない。
もがく彼らもがく彼女
揺れ動く思春期の男たち
彼らを騙した日
塩辛と秋刀魚
小出しにでもどんどん出していく
彼女はまた透明人間になってしまった
しかし、こちらからは、ちゃんと見えている
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