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音楽コラム

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#スピリチュアル

周波数セラピーとは

バイオリンという楽器は弾くたびに、何度も調律を行います。 その日の湿度と温度に左右されるだけではなく、練習の中で弦を指で押さえ、弓でこする度に、ズレが生じるからです。 人間の体もまた然り。 この地球でさえ常に揺れているわけですから、固定されたものなど、ひとつとして存在しないのかもしれません。 音についてお話をするとき、風鈴に例えることがよくあります。 うだるような真夏の暑さの中、音を聴いたからといって、物理的に温度が下がる訳ではありません。ですが「美しい音」が存在す

私の中の松岡修造(仮名)を手放す

クラシック出身の演奏家の大半は、幼いころから体育会系の練習と根性論を叩き込まれるせいか、大人になっても、限りなく低く設定された自己肯定感に悩まされるというのは、よくある話です。その結果、辿る人生は2択。 自分をいじめるか 他者を攻撃するか 幸か不幸か、わたしは前者となって、DVを始めとした様々な暴力を、数十年に渡り引き寄せ続けた訳だけれど、先日、体のケアをお願いしているRさんから、ニューロオリキュラを受けたところ 「ハートのうしろに、暑っ苦しい情熱の塊みたいな存在がい

男性性と女性性の統合

ヴァイオリンリサイタルまで、あと2週間とすこし。 今までは、ピアニストさんとお互いの世界観を照らし合わせ、音を探ってきたけれど、ここから先は「ひとつの音」としてふたりが融合していかねばなりません。 そう考えたとき、自分の中に、女性性に対するブロックが根強く残っていることを発見しました。 そう。わたしは、自分が女性であるという事実を受け入れるのに、とても抵抗があるのです。 生まれ変わったら、絶対に男性になって、ひとりの女性をしあわせにしたい。 それが、わたしの昔からの

エゴと友達になる

先日、わたしの楽器を作ってくださった工房を訪れて、リサイタルに合わせたセッティングに一新してもらったところ、すべての感覚が今までの1/3以下の力で済むようになってしまい、あまりの軽さに途方に暮れて、3日間蔵へ籠もり、必死で糸口を見出していましたが・・・・4日目の本日、やっと光が見えてきました。 その方法を採用すれば、どんなに身軽になれるのか、頭ではわかっていても、今までしがみついてきたものを手放すというのは、何かしら抵抗がみられるものですね。その努力は無駄ではなく、必要な過

アロマチャクラ音楽会セッションのご感想

わたしの身体は、背骨を境としてイザナギとイザナミのように、左半身が男性性、右半身が女性性に微妙なバランスを取りながら、完全に分かれています。 そのような身体と付き合いつつ、自分ひとりではうまくいかないとき、全幅の信頼でもって体のケアをお願いしているRさんに、調整をお願いしていたある日 「音についてぜひ、お話をして欲しい」と企画して頂いたのが、アロマチャクラ音楽会でした。 豪雨が降りしきる中、一流のヒーラーさんが集結した、ありがたくも緊張する一日を振り返りたいと思います。

乗り越えるために与えられた傷

以前、演奏のお仕事で素晴らしい演奏家さんとの出会いがあって、この方が捉えているであろう音の世界に、心が震えたことがあります。 わたしは普段、お相手の了承なしに、リーディングのようなことはしないよう心がけているのですが、このときばかりは、どういう訳か、勝手に見えてしまった映像とメッセージがありました。 まずは鋼のように強靭かつ硬直した左半身と、首の根元に差し込まれた4本のボルトの映像。 「これらは音の深淵を探り、音と向き合わせるために、自分で設定した負荷」 というメッセ

場を整える

場を整えるとは、物を整える技術のこと。物とは音のこと。 音=周波数を整える方法は至って簡単だ。対象となるモノと向き合い、視る。そして可能であれば触れる。 音の研究を続けていたある日、不思議なことに気がついた。 家の掃除と換気を徹底してから演奏の本番に臨むと、コンサートホールでの音の通りが非常に良いのだ。 外側の現象に影響されるのか、はたまた内面が外へ反映され、引き起こされる結果なのか。 会場へ着くと、まず客席のあらゆる場所から視点をインプットし、座席にかるく触れる。