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〜過去の自分〜
自分が書いていた完結されていない物語がパソコンの中に保存されている。
それを久々に読み始めた。
読みはじめてから数分で、この物語を完結させたいと思いはじめた。
だけど困ったことに、過去の自分が書いていた物語はまるで別の人物が書いていた物語となっている。
10年以上眠っていた作品だ、無理もない。
ただ、きっとあの時の自分が書き綴りたいと思っていたものと、今自分が編集しながら完結させたいと思っているものは、どちらのが良いかと問われれば、きっと前者だと思うのだ。
感情の出し方が違う
言葉の選び方が違う
穏やかになりすぎた
普通になりすぎたのだ
なぜだか、物語を作り上げるにあたって、日常生活にも波乱と刺激を求めてしまうのだ。
よく恋愛物を書く作家さんが言う
「恋愛小説は恋をしていなきゃ書けない」
そんなことはあるもんか!
なんて、普通の生活に足を踏み入れた頃に思ってはみたものの、あながち嘘ではないと最近思っている。
つまり、あたしが恋愛小説を書きはじめたならきっと恋をしているに違いない。
そう思うとやっぱり、あたしは書くことをやめられないのだ。
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