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どくはく。

今回初めて、作った曲の背景を文字に起こしてみようと思います。

新しい試みなので続けるかどうかもわかりませんが、思いつきでやってみたいと思います。

良ければ見てやってください。


軽く自己紹介をさせて頂くと、僕は曲を作って歌うことで自分のアイデンティティをなんとか保っている人間です。

つまり自分に自信がありません。

そんな僕は、大学1年生の頃にギターを始め、すぐに曲を作り始めました。

そしてすぐにDTMに手を出しました。

DTMとは、パソコンの音楽ソフトを使って、、

例えばピアノを持ってなくても弾けなくても、音楽ソフトのピアノ音源を鳴らし、自分の曲に入れることができるのです。

そうやって、編曲(いろんな楽器を足していく)を勉強しながら歌を作っていました。

しかし5年経って、最近気が付いてしまいました。自分にはDTMの才能がないということに。

自分の歌とギターだけで勝負することを恐れて、小手先の技術で自分を隠し続けていたことに気がつきました。

才能がない というのは持っている能力的に技術を体得できない という意味ではなく、単純に好きではないということです。

楽しくないから上達しない ということです。

僕は、自分の弱さを小手先のピアノで、ドラムで、ベースで覆い隠していただけでした。

そして、バンドを組めば意見を言えず、言われるのも苦痛で1人で音楽を完結させることに逃げていました。


けれど今回、初めて自身のオリジナル曲を歌とギターのみで完結させました。

いつもはフレーズごとに録音して切って貼って、、をするのですが、最初から最後まで1発で録りました。きっといつもよりたくさんミスをしていて、下手な部分がたくさんあると思います。

それでも、それが今の自分の技術、等身大の音楽だと思いこの方法を採用しました。

映像もどのようにするか悩みましたが、不細工な自分、弱い自分を曝け出すことを決心しました。

不細工な自分 というのは顔のパーツの意味ではなく、それも含めて自分の悪い部分という意味です。

それでもただ、僕の表現を見て欲しい。

大学を卒業するのも困難で、LINEを返すことや、人に挨拶をすることすらとてもエネルギーを使う。

そんな不細工な僕が、唯一自分を出せる場所

唯一自分が自分として存在できる音楽という場所を、誰かにどうしても見て欲しいです。

前置きがとてもとても長くなってしまいました。

最後にこの曲について少しお話しさせていただこうと思います。

タイトルの どくはく。 という名の通り、ただ1人でコソコソ言ってるだけの歌です。

心から素敵だと思う異性に出会った時、ただプラスの感情だけではありません。

自分の思う通りの人であって欲しい

こんな弱い自分が受け入れてもらえるのか

一度だけでも触れたいけど、始まりを知ってしまえば終わりが見えてしまうかもしれない

正の感情と負の感情が交互に顔を出して、混乱してしまいます。

それでもどうしても好きだと伝えたくて、でも伝えたくなくて、ここにひとりごととして歌を作りました。


僕は自分が良いと思うように、好きなように自分のために歌を作ります。

けれど、そんな歌が誰かの心に刺さって、共感してもらえたり応援してもらえる

そんな理想を持っています。

駄文失礼致しました。

よければ聴いてください。

どくはく。

https://youtu.be/rt52n0jStnQ

歌詞をここに記しておきます。

薄暗い自分を
ひたかくすように
君の前では
格好をつけて

笑いかけて
くれることに
思い上がって
胸を痛める

妄想をかき集めて
君を作り上げていく
日々の隙間に
差し込むその名が
一々愛おしい


知って欲しいよ
僕のことを
もっと余すところなく
なんて言えないな

新しい君
を知るために
今日を生き抜いてみよう
きっと幸せな日だ

 
何度か見たよ
影を帯びた表情
何を思うの
知る由もない


だけどきっと
僕に話せば
君を救う
力になるよ


こんなにも
イタイ僕を見られたくはないけど
受け入れてくれる
抱きしめてくれる
希望を捨てられない

一長にニ短の
こんな僕が
やっと前を向けたんだ
君の言葉で

一度だけでも
触れたいけど
まだ終わりは見たくない
何もできないまま

言って欲しいよ
君のことをもっと
余すところなく
少し怖いけれど

思うがままに 
さりげなく
君のことを
歌い記そう

ただの独り言だよ



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