奈良と大阪の境目、生駒山へ
思い立ったが吉日、というわけで、先日、生駒山へ行ってきました。
生駒市について
生駒山のある生駒市は、奈良県の北西部に位置しています。奈良市のお隣です。
大阪のベッドタウンとして栄えている街で、近鉄奈良線・生駒駅を過ぎると生駒トンネルがあり、大阪に突入します。ゆえに、大阪で働いている人も多いです。
有名なものとしては、高山地区の茶せん、後述する宝山寺(ほうざんじ)や生駒山上遊園地、生駒山上の鉄塔があります。
近年では、研究学園都市としての役割ももっており、代表的な施設が、奈良先端科学技術大学院大学となっています。
おれいさん自身、幼い頃、生駒市に住んでいましたが、本当に坂道の多い街です。
①生駒の聖天さん・宝山寺へ
ここからは、おれいさんが訪れたときの話を書いていきます。
まず、宝山寺について。
宝山寺は、別名「生駒の聖天さん」と呼ばれ、商売繁盛や厄除け、縁結びにご利益があるといわれています。
もともとは、役行者さんが開いたといわれている修行道場であり、かの有名な空海さん(弘法大師)も修行したと伝わっています。
しかし、事実上の開山は、1600年代後半に、湛海(たんかい)さんによってのようです。
アクセス方法としては、自動車で、信貴生駒スカイラインをのぼっていく方法が1つ。
そして、近鉄生駒駅で電車を降り、隣接の鳥居前駅から生駒ケーブルに乗りかえ、宝山寺駅で降り、階段が続く道を10分ほど歩く方法が1つあります。
生駒ケーブルは20分に1本の発車、かつ、交通系ICカードは使えないのでお気をつけください。
階段で足がパンパンになりかけた頃に、参道が見えてきました。
そして、さらに歩くと鳥居が見えてきます。
やっとのことでたどり着きました。
いつものごとく説明書き。
お参りをして、線香をあげておみくじをひきました。
はい、お見事に凶が出ました。
線香にうまく火が移らなくてボキボキ折れたのが前兆だったかもしれませんね💦
こちらの写真は、多宝塔。
宝山寺についての詳細はこちらから↓↓
②「童心に返って、ひとり生駒山上遊園地で遊ぶ」の巻
宝山寺を後にして、再びケーブルカーに乗り、生駒山上遊園地へ。
生駒山上遊園地へは、生駒ケーブルの終点・生駒山上駅が便利です。
生駒山上駅を出るとすぐに、遊園地の入口があります。
※おれいさんは自分が写真に写るのが好きでない人間なので、推し選手のアクリルスタンドを使っています。ご了承下さい。
生駒山上遊園地は、昭和4年開業の歴史が長い遊園地。
奈良には、奈良ドリームランドや、あやめ池遊園地があったのですが、閉園したため、現在、奈良県唯一の遊園地としてがんばっています。
どちらかといえば子ども・ファミリー向けで、入場無料となっています。
カップルもちらほらいましたが・・・。ひとりなんか怖くない!
なお、冬期休業期間がありますのでご注意を。
ちょうどお昼どきだったので、まずはソフトクリームをいただきました。
売店のおっちゃんが、山盛りサービスしてくださりました、ありがとうございます🙏
食べたあとは、とくとくチケットを購入し、さっそく乗り物へGo!
3400円で、12回楽しめます。
1回ごとにチケットを購入するよりもお得でした。
実は、浮遊系の乗り物は苦手です。飛行機が上昇するときのあのふわっとした感じが、個人の感覚として気持ち悪くてどうも苦手です。
USJやディズニーは死を覚悟して連れて行ってもらっているレベル。
ひらかたパーク(略してひらパー)は、かろうじてOK。ただしフリーフォール、あれはきつい。
というより、地面に足が着いていない乗り物は怖いです。
最初に乗った、メルヘンなパンダの乗り物(ぷかぷかパンダと呼ぶらしい)も、速度的にはゆっくりなのですが、急に角度が変わると恐怖感でいっぱいでした。
にも関わらず、空中に浮かぶ系乗りまくるんですよね。精神修行も兼ねて。
こちら、チェーンタワー。
1人なので、席は選び放題!
ひらパーでも怖かったといえば怖かったので、遠心力がかからない場所を考えて乗りました。
乗った結果、これなら大丈夫という結論に。目はかなり回りました。
続いてイーグルフライ。
ワシの目線になって飛ぶことができるアトラクションになっております。
赤と青があるのは、前向きか後ろ向きの違いです。後ろ向きに乗りました。
だんだんと上がっていき、いつ離されるかわからない、ジェットコースターの頂上にいるような心地に多少はびびりました。
離された瞬間は恐怖でしたが、なんだかんだ気持ちよかったです。
余談ですが、おれいさんの脳内は野球に支配されているため、ワシ=東北楽天ゴールデンイーグルスという構図ができあがっております。
ちょうどオリックスが楽天と試合が当たっている時期だったので、オリックスの勝利祈願も込めてワシ征伐する気分に浸りました。
なお試合結果は、記憶から即消去したい・・・ですね(2敗1分け)。
こちら遊園地の定番、お化け屋敷。地獄門と名付けられていました。
ネタバレ防止のため、詳細は省きますが、夢に出てきそうなくらいにはリアリティがありました。
お子さんには「怖いかな?」という感想。名前がすでに怖いですが。
わたしは、びびりなので超早足でキョロキョロしながら、「いきなり出てきてびっくり!!!」を避けて通りました。
続きまして、急流すべり。
暑い日だったのでついつい2回乗ってしまいましたね。
ディズニーのスプラッシュマウンテンは、死を覚悟するレベルに怖いのですが、こちらはさすがファミリー向け。
余裕しゃくしゃくで、くつろぎながら(これも1人がゆえ)、そして落ちるときも恐怖を感じず叫びながら、濡れるのを楽しみました。
小学校の修学旅行で行った、今はなき、倉敷チボリ公園の急流すべりを思い出しました。
最後に、飛行塔。
塔基礎と塔体は2014年現在も開園当時のままで、日本国内に現存する大型遊具では最も古いものである。 (Wikipediaより引用)
第二次世界大戦を生き抜いた大ベテラン。
飛行機型の乗り物で、高さ20m。遠くは大阪湾までの景色をゆっくり眺めることができます。
「京セラドームはどこにあるんや?」と探しながらぐるぐる空を飛びました🛬
また、園内には、電波塔が立っています。
夜になると大阪側から赤い光がよく見えますが、その正体がこの電波塔です。
おまけ
園内は、花々の手入れがすみずみまで行き届いており、心を和ませてくれます。
ウサギさん型の花
③近鉄生駒ケーブル
生駒市内と生駒山上を結ぶのが、近鉄生駒ケーブルです。
鳥居前駅と宝山寺駅を往復するのが宝山寺線、宝山寺駅と生駒山上駅を往復するのが山上線となっています。
どちらとも、かなりの急勾配をのぼっていきます。最大角度は、宝山寺線で13°、山上線で18°のようです。
そんなケーブルカーの車両は、とても愛らしいデザインとなっています。それぞれの車両には名前がついています。
山上線を走っているのが、スイート号とドレミ号。
写真の車両がスイート号。なんともかわいくてメルヘンな車両であることか。さすが、遊園地へ向かう夢を載せた車両ですね。
往復ともスイート号だったので、ドレミ号は撮影できませんでしたが、音符がたくさんついていてこちらもかわいくなっています。
そして、宝山寺線を走っているのが、ミケ号とブル号。
上が三毛猫のミケ号で、下がブルドッグのブル号。
車内では、愉快な音楽が流れ、ブルとミケがすれ違う際には、それぞれ鳴き声でご挨拶をします。
写真はありませんが、白樺号もあります。
車窓からの眺め
生駒の街や、生駒山の自然を堪能できました。
生駒ケーブルの詳細はこちらから↓↓
○まとめ
生駒山に広がる世界をお伝えしてきました。
実は本音を言うと、ずーっと前に書いた、「満月と近鉄」の世界を知りたい気持ちもあって行ってみた次第です。
noteはこちらからご確認ください↓↓
1人でも、大勢でも楽しめる生駒山。
夏はひんやり涼しいので、避暑も兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか?
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