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星野リゾートに転職して6ヶ月が経ちました

星野リゾートに転職して、先週でちょうど6ヶ月が経ちました。


私にとっては今回が人生初の転職。転職した直後は分からないことだらけで、仕事も一から覚えていくことが多く、せわしない日々を送っていました。

しかし、人間、慣れるものです。6か月もすれば仕事の流れも、会社のことも大体は分かってきました。また、社員として実際に働いたからこそ分かったこと、感じたことが山ほどあります。

というわけで、ポジティブな点もネガティブな点も含め、この半年間で思ったことを率直に書きたいと思います。




①自由なワークスタイル

働き方についてはかなりの自由さを感じています。特に勤務時間です。以前の職場では、上司の管理下にあり、毎日決まった時間に出社し、決まった時間まで働いていました。

毎日規則正しい生活を送れるという点で一定のメリットはあるものの、やはり仕事が終われば早く帰りたい、逆に仕事が溜まっていれば自由に残業したいという思いがあったのも事実です。

月末近くなると、仕事が立て込んでいるのに帰らなくてはならず、仕事がしたくても出来ないストレスを感じる時期がよくありました。

今は、自分自身で仕事のペースをコントロールしています。業務が多忙な時期には集中して一気に仕事を進め、一方で余裕がある時は定時に帰宅するという、メリハリのある働き方をしています。

もちろん残業が多くて、帰ったらバタンキューみたいな日もありますが、その日のタスクはその日中に終えたい派の人間なので、この働き方は個人的には合っていると感じています。

しかし、自分で自分をコントロール出来ないと、ダラダラと仕事をすることになり、生産性を下げてしまうというデメリットもあります。




②やはりフラットだった

星野リゾートといえば、そのフラットな組織文化が特徴としてよく引き合いに出されますが、本当にその通りでした。お世辞でも、会社を上げたいわけでもなく、入社当社からその印象が変わることは一度もありませんでした。

例えば、私より20~30歳上の人(役職も2つ、3つ違う)とも、日常的に会議で意見を交わす機会があります。発言しづらい雰囲気があるとか、発言内容が間違っているから注意を受けるとか、そういうのは一切ありません。

一方で、ホテルや不動産業界に10年、20年以上携わってきた、いわば業界の専門家の人たちと対等に意見を交わすことも時に求められるわけで、「議論についていくのがやっと」「意見を言いたくても何も言えない」、そんなもどかしい日々もまだまだ多いです。




③予想外の出張ライフ

前職では一度も経験のなかった出張が、星野リゾートに入社してわずか一か月で実現しました。めちゃくちゃ早!と思っていたら、入社した翌週に出張に行っている同僚もいました。

私はコーポレート側の仕事をしているため、宿泊施設との接点がそれほど頻繁にあるわけではないのですが、この半年間で、星野リゾート含め色々な観光施設に行く機会に恵まれました。

入社前はそもそも出張に行けるとも思っていなかったので、これはとても良いギャップでした。


特に印象的だった施設はリゾナーレ大阪です。


ファミリーに特化したリゾートで、普通のホテルではなかなか味わえない、ユニークなコンセプトを体感できる施設でした。

最上階28階にあるアトリエでは、大阪湾を一望出来て、大人もワクワク出来る空間が広がっていました。

アトリエって一体なに?という方はこちらへ!


客室「アトリエルーム デラックス」です。

子供が夢中になるあんな仕掛けやこんな仕掛けがここに!




④ホテル愛が溢れすぎる

社内には旅行やホテルに関心が強い人が非常に多いです。「先週は○○(某星野リゾート施設)に泊まってきた。」とか「××(話題のホテル)に泊まってきたらとても良かった。」なんて会話は日常的に飛び交いますし、雑談もホテルや飛行機、旅行の話題が大半です。

ホテルに行ったら、施設の設計や導線を確認したり、レストランのカトラリーに至る細部まで目を向ける、いわばホテルオタクも沢山います。

このような「ホテルが好き」「星野リゾートが好き」は、仕事へのモチベーション会社へのロイヤリティに直結しますし、とても良いことだと思います。

普通のサービス業や製造業では、休日に自社商品や競合商品に関わることは稀かと思います。私も休日はなるべく仕事から離れたい派の人間でした。

しかし、観光産業は他の業種とは違い、仕事が日々のライフスタイルと繋がっていることが多いように感じています。賛否両論あるかもしれませんが、個人的には趣味と仕事が一体化している感覚で楽しく働けています。




⑤SUM関数しか使えなかった男

前職でもパソコンを使用していましたが、大体はシステム化されており、数値を入力すれば自動的に計算されるようなものが殆どでした。

当時使えるショートカットキーはコピー&ペーストのみ。Excelも関数はSUMしか使えず、ドがつくほどのパソコン初心者でしたが、仕事では特段困ったことが無かったので、自分はパソコン中級レベルだと本気で思っていました。

現在は前職とは比較にならないほどパソコンスキルが要求されます。(直接要求されるわけではないのですが、知らないと仕事にならない。。。)

何年か分のデータを引っ張ってきて分析をするとか、ワードの体裁をきちんと整えるとか、「そんくらい普通に出来るっしょ!」くらいに思っていたことが悉く出来ませんでした。

実際に仕事を振られ、このままだと仕事が進まないことに気づき、帰宅後にExcelを勉強したり、ショートカットキーを覚えるようになりました。

社会人になる前から「パソコンスキルは大事だから勉強しとけよ」と四方八方から言われた記憶もありますが、具体的な使用機会がなければなかなか実践に移せないものです。

たかがエクセルスキルで大袈裟かもしれませんが、結局追い込まれないと人は本気を出さない、という事実を強く実感しました。

プレゼンスキルを磨きたければ、とりあえずプレゼンを引き受ける。資格を取得したいなら、とりあえず試験に申し込む。マラソンを走りたいなら、とりあえずマラソンにエントリーする(私です。秋に人生初フルマラソンに挑戦します!)

そんな感じで、これからも自分を追い込む環境を作り、仕事でもプライベートでも、出来ることを少しずつ増やしていきたいと思います!





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