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短編

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#フィクション

クスクス笑う貴方を私ならもっと上手に愛せるのに

クスクス笑う貴方を私ならもっと上手に愛せるのに

私の好きな人は友人の彼氏だった。

その人の背は電車の吊り革程度で
襟付きの服を着ない首元はやけに色気があった。

友人から彼の話を聞く。
あんなところが嫌だ、もっとこうして欲しい。
…私だったらもっと上手に愛せるのに。

愚痴という名の惚気を永遠と聞かされた
駅前のファミレスのドリンクバーは何種類もあったが
いつも決まって飲むのは好きでもないアイスコーヒー。
貴方が好きだと友人が教えてくれたから

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