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「リーダーシップ=引っ張っていく」ではない?リーダーシップの本質とは

こんにちは。one net代表の星です。

みなさんは「リーダーシップ」と聞くと
どんなイメージを思い浮かべますか?

多くの人は「組織のトップで、先頭に立って引っ張っていく」というようにイメージするのではないでしょうか。

でも、私はリーダーシップを発揮するために必ず優秀であるべきだ
とは思いません。

では、リーダーとはどうあるべきなのか。リーダーシップとは何なのか。
私見をお話します。


「組織のトップ」に潜む呪い

冒頭でお話した、多くの人がリーダーシップに持つイメージの
「組織のトップ」という部分。
これは「リーダー」から連想される先入観もあると思いますが、
「リーダーシップ」という言葉の中には「トップ」のような話は入っていませんよね。

そこを「みんなを引っ張っていかなきゃいけない」と勘違いして、
呪いのようにとらわれてしまっていると思うんです。
特に、役職者やこれからリーダーになる人、現状リーダーをしている人で、
なんだかくすぶっているというか、なんかうまくいってないなとか、
自分がナンバーワンであることや自分が完璧であることの呪いみたいなものにかかっている人が結構多いのかな、と思っていて。

それって逆に返すと、部下からするとただの
「ああ言えばこう言う上司」でしかなくて。
部下が何か持っていっても必ず「ここはこうじゃないの」みたいに、
自分がトップだからといってダメ出ししかしないような人がリーダーだと、部下としては何も持っていきたくないじゃないですか。
でもこうなってしまっているパターンは結構あると思っています。

じゃあ必ずしもリーダーが優秀でないといけないのでしょうか。
今の話で言うと、メンバーの誰よりも提出物とかを出したとしても、相談を持っていたとしても、必ず何かを言わなきゃいけないみたいな呪いにかかっている人は、優秀というか、優秀であることの呪いにかかっているみたいな感じです。
そうなると……まあうまくはいきませんよね。

「リーダーが引っ張っていく」は一つの手段

リーダーは組織運営とか、みんなの道を示していくと思うので、
リーダーシップはその形がトップが引っ張っていくという一つの方法論ではあると思います。

ただ、道がない中で道を作っていかなきゃいけないというのは、組織の課題ではあると思いますが、必ずしもリーダーの課題ではないと思うんです。

今のトップで引っ張るみたいなものに関しては、その道を切り開くという意味で一つの手段ではあると思いますが、必ずしもその道を自分が切り開かないといけないわけではないじゃないですか。

自分がトップで走っていくことは簡単だけど、そうすることで組織の成長を妨げることになるかもしれない。

リーダーが考えなければいけないのは、
この組織が道なき道を切り開くためには誰が何をするのがベストなのか、ということ。それでもやっぱり「自分が切り開かなければいけない」みたいな呪いにリーダーはかかりがちなんですよね。

リーダーシップのイメージができたワケ

そもそも、リーダーシップってなぜそういうイメージになったのでしょうか。

これは映画やドラマ、漫画のイメージがすり込まれていると思っています。
どれをとっても、リーダーが一番かっこいいポジションになるのがほとんどなので、リーダーシップの示し方で最初に連想するのがやはり
「引っ張っていく」となるんです。

そうなると「リーダーシップ」と「引っ張っていく」がイコールのように感じる人が多いと思うんですが、意外とそうではなくて、引っ張っていくリーダーが必ずリーダーとかリーダーシップかというと、ここは一部ではあるけど全部ではないんです。

なので、よく映画とかに出てくるリーダーは優秀だったり、優秀じゃなかったけど最終的に優秀になる、みたいに
「優秀であること」が義務付けられている物語ばかりなんですよね。

まあそりゃそうですよね。
正直引っ張っていないリーダーの物語って面白くないですもん。

結局リーダーシップって?

結局リーダーシップとは何か、ということなんですが、
その組織が道なき道をちゃんと進める状態にしていく、反映させていくというのが一番のミッションだと思うんです。
なので、必ずしもトップに立つ必要はなくて、誰かが代わりにやることがベストで、それで組織が進んでいくのであればそれで良いと思っています。

一番大切なのは、リーダーシップは全部できる必要はなくて、
「誰が何をするのがベストか」を考えられることなのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

代表プロフィール:星 祐貴
・北海道生まれ北海道育ち
・小中高(〜2006年)は名寄市に住んでいました
・2006年に大学へ進学し函館に(2006年〜)
・2012年に就職を機に札幌へ移住
・2016年に株式会社one netを創業
・北海道にベンチャー企業が増えれば活気が生まれるのではないかと思い、現在は北海道の地にベンチャーエコシステムを創るために奮闘中
・好きなことは新規事業の立ち上げと最近はSNSでの発信
・たくさん食べてもなぜか太らない体質


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