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八月の星々(140字小説コンテスト)応募作 part5

part1 part2 part3 part4 part5 結果速報
【お知らせ】
ワークショップと140字小説コンテストの受賞作を掲載した書籍『星々──生きるように書くこと』(表紙装画:版画作家・花松あゆみさん)の予約販売を兼ねたクラウドファンディングを行っています。
140字小説コンテストの再開・継続と、短編小説コンテストの創設、そして星々書籍2号の発行を目指し、新たな目標(ストレッチゴール)を設定しました。
詳細はリンク先冒頭の追記をご覧いただきご支援・ご紹介をお願いいたします!

月替わりのテーマで開催する140字小説コンテスト。
8月の文字「星」は8月31日をもって締め切りました!
(part1~のリンクも文頭にありますので、作品の未掲載などがもしありましたらご連絡ください)

【月々の星々賞】
一席、二席、三席の3賞+佳作7編(計10編)
一席、二席、三席の方にまんまる○さんによる活版印刷の特製賞状(手書きのお名前入り)を、一席の方にほしおさんの活版カード5枚セットを贈呈

受賞作の速報はnoteやTwitterでお伝えするほか(9月18日夜を予定)、星々マガジンをフォローいただくとhoshiboshiメンバーの記事とあわせて更新のお知らせが通知されます。

1年2ヶ月続いた140字コンテスト、8月でいったん終了となります。

ただ、これで完全に終わりではなく、皆さまから継続の要望を多くいただいた140字小説コンテストの再開、および短編小説コンテストの創設、そして星々書籍2号の発行を目指し、実施中のクラウドファンディングで新たな目標(ストレッチゴール)を設定しました!

達成時には書籍を含む2,000円以上のリターンをご支援いただいた方に次号パイロット版のPDFを来春までにお送りします。
詳細はリンク先冒頭の追記をご覧いただき、ご支援・ご紹介をどうぞよろしくお願いいたします!

応募作(8月27日〜31日・投稿順)

あずき(サイトからの投稿)
彼と会えるのはいつも夢の中ではなくあれは何というか路地なのだ。迷い込むべき道があり、遠くには高い塔が見える。影は心地よく風に揺れる。ウイスキーを無理して飲み、暗い溝に片足を突っ込みそうになりながらよろよろと歩く彼の後ろ姿を見ながら、次の星で出会ったら別れないでいようと思う。
あずき(サイトからの投稿)
ピアノの音が聴こえる。幼い子の弾いているような一音一音がゆっくりと粒立っている。途中で不協和音のような展開があるのは、間違えたからなのか、誰かが現代曲でも作っている途中なのだろうか。この星の音をバラバラに集めて海に投げたのがこの小さな貝殻なんでしょ。娘が小瓶を見ながら呟いた。
安部ロシオ(サイトからの投稿)
貴方の背中が好きだった。色白だからほくろが目立つと貴方は嫌がっていたけれど、少し汗ばんでひやりとしている背中の上を、星を探すように指でなぞるのが楽しかった。「夏の大三角があったよ」「この前はオリオンって言ってなかった?」
くすぐったそうに笑った貴方を探し、暗い夜空に手を伸ばす。
肉マン(サイトからの投稿)
彼女が「あの星、きれい」と言う。実は、星なんてよく見えていないのだが、僕は「ああ、きれいだね」と答える。よくわからないまま、なんとなく同意する、これって不誠実なことだろうか。否。僕にとっては、「きれい」と言った君の笑顔を壊したくない、という切実な気持ちから出た言葉なのだから。
下記作品は投稿形式を誤っていたため、改めて引用リツイートいただくことで受け付けしました。事務局の指摘が遅れたため、引用リツイートは日付を跨いでいますが、本文は募集期間内に投稿されています。ご承知おきください。
下記作品はハッシュタグ検索に反映されていなかった投稿をお知らせいただきました。こちらも審査対象となります。
下記作品は締切時間を過ぎていたため、noteへの掲載は行いますが、審査対象からは除外とさせていただきます。
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