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なぜ法政バスケ部がSNSに力を入れるのか。

法政大学体育会男子バスケットボール部・アナリスト兼広報4年の片岡優太です。

今回は、「なぜ法政バスケ部がSNSに力を入れるのか。」をお伝えします。


はじめに

まず初めに、私が広報としてSNS運用に注力できるのは監督、選手、スタッフの協力があるからです。

私が大学1年生の時、当時4年生の先輩と監督が法政バスケ部のSNSに力を入れる文化を作ってくださいました。その文化があったからこそ、私が今広報として活動することができています。
選手は恥ずかしがりながらもカメラに向かって対応してくれて、他の学生スタッフはチームに絶対的に必要な役割を担ってくれているからこそ、私がこうして広報活動に注力できています。

また、これまで法政フットボールのマーケティング担当の方や関東学連・他大学の広報の方などとも情報共有をしてきました。
さらには、CSParkの方やBリーグクラブの広報の方など、実際にSNS運用を仕事としてされている方にもお話を聞く機会がありました。

そしてなんと言っても、毎回いいねやコメントでリアクションをしてくださるファンの方のお陰でもあります。
その一つひとつのリアクションが私の原動力となっていることは間違いありません。

こうして今まで関わってくださった全ての人に感謝したいと思います。
ありがとうございます。


広報担当になった経緯

私は入学と同時に法政バスケ部に入部し、最初は学生コーチという役職でした。しかし、学生コーチとはいえ選手に指導することはなく、当時は練習の準備片付けやアップの指示、審判、スカウティングなど雑用も含めてなんでもやる学生スタッフでした。
1年生だったので何でも屋さんという感じでした。

私は、部内では珍しく理系ということもあり、バスケの数値や映像を組み合わせて分析する活動をしてみたいなとなんとなくぼんやり思っていました。

そんな中、2019年6月のルーキーズトーナメント。何でも屋さんの私は、4年生の先輩に「新人戦期間のSNS任せた」と言われ、そこで初めてSNS運用を知りました。
当時の法政バスケ部のSNSは、他の大学バスケ部がやらないようなことをしていて最先端だなと感じていました。私はいつも見ている側で、かっこ良いな、すごいなと尊敬の眼差しで見ていました。
初めは難しいことばかりでミスをしてしまうこともありましたが、やり始めるとワクワクする気持ちが強く楽しいと感じていました。

それ以降、少しずつ画像作成をしてみたり動画編集をしてみたりし始めました。

2019年11月、4年生が引退しました。
ぼんやりと描いていたバスケの数値や映像の分析もSNS運用と同じように本格的にやっていきたいと思い、いろいろと調べていくうちにとある分析ソフトがあると良いということを知りました。
そこで、そのソフトの導入を監督に打診したところ、「部の資金では導入できない」と言われました。
「だったらその資金を捻出したい」と思い、このときSNS運用に全力を注ぐことを決意しました。
当時は、広報活動を本気でやることによってファンが増え、グッズなどを販売することで活動資金が増えるのではないかという単純な考えでした。

分析ソフトがなくてもやれることはあると思い、「アナリスト」。当時、SNS担当はマーケティングという名前でしたが、外から見てわかりにくいと思い、「広報」。
そこからこの2つの役職を自ら名乗り始め、『アナリスト兼広報』として活動していくことになりました。

前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります。「なぜ法政バスケ部がSNSに力を入れるのか」、それは4点あります。


応援してくれている人のため

まず一つ目の理由は、法政バスケ部を応援してくださるファンの方々のためです。

法政バスケ部は、関東2部所属で全国の強豪校から選手が集まってきます。その選手個人を応援してくださる人もいれば、長年法政バスケ部を応援してくださる人もいます。
その人たちに向けて、試合の情報や活動の様子を伝えることは必要不可欠です。
常に自分がファンだったらどんな情報が欲しいかということを考えて、発信するようにしています。

また、OB.OGや保護者の方に向けても発信しています。
自分が一度でも所属したチームの情報は気になるものだと思います。気になった時に、調べても情報がないという状況だと悲しいはずです。

さらに、応援してくださるファンの方を増やしていきたいとも思っています。
そのために、選手の名前と顔を覚えてもらうように毎年4月には選手紹介を行ったり、YouTubeで活動の裏側をお見せしたりしています。

実際、チームが勝たないと注目されず、ファンやSNSのフォロワーは増えないというのはこの3年間で身に染みて感じたことです。
しかし、今年こそは勝てると信じていますし、究極負けても応援されるチームになりたいです。
また、負けからの勝ちのストーリーを発信していけば、必ずファンは増えると思っています(負けからの勝ちのストーリーのお話はとあるBリーグクラブの広報の方から教わりました)。


チームのため

二つ目の理由は、チームのためです。

部のSNSは選手・スタッフほぼ全員が見てくれています。
部員に向けて、やる気やモチベーションが上がるようなかっこ良い画像・動画を作ることも僕の役割の一つだと思っています。

直接的ではありませんが、投稿の画像内で取り上げることでその人のモチベーションが上がったり、選手個人のハイライト動画を作ることでモチベーションが上がったりしてくれたら嬉しいなと思っています。
そのため、ファンに向けている普段の投稿も実は部員やチームに向けて発信しているという一面もあります。

また、トーナメント表やリーグ戦の日程表、順位表などを作ることで、自分たちの状況を把握しやすくなる効果もあると考えています。
SNSだけでなく、チーム内のSlackでもこれらの情報を発信するように心がけています。


自分のため

以上の二つが、一番大事にしていることです。

それに加えて、自分のためでもあります。

私は、「広報担当になった経緯」でもお伝えした通り、1年生の頃は何でも屋さんで、何かで一つ大きなことでチームに貢献しているという実感はありませんでした。とりあえず言われたことをこなしているという感じでした。その中で、運やタイミングが重なり広報担当になりました。
高校生までは、選手としてどうしたら自分が上手くなれるか、どうしたらチームが勝てるようになるかなどを考えていましたが、大学で広報になったことで「バスケットボール」という競技をビジネス視点で見るようになり、新しい見方ができるようになりました。どうしたら選手たちがかっこよく映るか、どうしたらファンが増えるか、どうしたら部に収益がもたらされるようになるかなどを考えるようになりました。
これは大学バスケで広報にならなければ、持つことができなかった視点だと思います。

また、広報活動をすることで企画実行力、調整力、表現力も身に付いたと思います。
幼い頃から考えると、大学生になって画像のデザインについて考えているなんて想像もしていませんでした。

最近は、大学バスケも以前と比べると注目されるようになってきて、大学でもバスケを続けたいと考えている高校生が増えているように感じます。実際、「法政大学は一般生でも選手として入部できますか?」などと連絡をいただくことが多々あります。
もちろん、大学で選手として続けることは素晴らしいことですが、学生スタッフも魅力的です。その選択肢もあるということをぜひ高校生にも知ってもらいたいです。選手ではなくてもバスケットボールに関わることができますし、全力で取り組めば必ずやりがいと達成感があります。高校バスケでは経験できないことが大学バスケでは経験できると思います。


活動資金捻出のため

そして、「広報担当になった経緯」でも述べたように私が課題に感じていること、それは大学スポーツにおける活動費不足です。

どの大学スポーツでも活動費不足に悩む部は多いのではないでしょうか。

法政バスケ部でもその課題を改善しようと私は広報活動に注力してきました。

当初は、グッズを作成して販売したり、クラウドファンディングをして資金調達したりすることで改善できるのかなと安易に考えていました。それを実行するためにはまずファンの獲得が必須であると考え、ファンの数はフォロワーで表すことができると思い、フォロワーの増加を目標にしていました。

そう考えている最中、2020年10月、オータムカップ2020が開幕すると筑波大学がスポンサー契約をしたというニュースが入ってきました。
「その方法があったのか!」と衝撃を受けました。
グッズ販売などはあまり現実的ではないと感じていたため、もしかしたらこれまでやってきた広報活動がスポンサーの獲得に繋がるのではないかとその時思いました。

それから試行錯誤しながら約2年弱が経ちましたが、まだ活動資金の捻出はできておらず、残念ながら課題は解決できていません。
大学や各保護者、OB会などからのご支援をいただきつつ、これまでと同じように活動は継続できていますが、私たち個人の成長とチームの強化に取り組んでいくためには、さらなる活動資金の増額が必要だと考えています。


最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも法政大学体育会男子バスケットボール部の活動に興味を持っていただけたら幸いです。

チームは今日からオータムリーグ2022が始まります。
目標である『2部全勝優勝・1部昇格・インカレ出場』に向けてチーム全員で戦います。
私も大学バスケ最後のリーグ戦、全力で戦い抜きたいと思います!
ぜひ、リーグ戦期間中は法政バスケ部のSNSにもご注目ください!

法政バスケ部の応援よろしくお願いします!

名前:片岡優太
学年:4年
学部学科:理工学部経営システム工学科
出身校:東海大学菅生高等学校

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