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【人と人の関係】イヤな同僚と職場(第1話)ストレス

この物語は事実を丸めて書いています。
全国に支店がある某株式会社。公共機関を主な取引先とする支店(スタッフ10名程度)にお勤めの男性A氏(40代)は、同僚のB子さん(30代)が中途採用で入社してからの2年、職場で大きなストレスを感じていました。
タロウとルーカスという2頭のウマと交流しながら、そのストレスに向き合っていきます。

1. 同僚のB子さん

B子さんは、米国大学留学と、その後の現地グローバル企業での勤務経験をかわれて、中途採用でA氏の部署に配置されました。

B子さん、自分用のスリッパをはじめ、あらゆる私物を会社の経費で購入。社用の携帯電話で、職場で私用の長電話。支店長は黙認。

B子さんは自分で決めた「自分の仕事」しかしませんから、そのしわ寄せがすべてA氏と他のスタッフにおよび、よく残業を強いられてしまいます。

また、A氏の責任範囲を超える書類(つまりB子さんの責任範囲)にもハンコを押すはめになることもしばしば。支店長は「それはBさんでなくて、君の印鑑でもいいよ。」

B子さん、オフィスでは制服のシャツのボタンを上から3つあけて着ています。

出張するときは社用車で支店長と二人きり。直行直帰が多い。
ちなみに出張目的にB子さんの出番はなく、背中の開いたノースリーブのワンピースという服装で出張することも。

この様子を見ていた新卒社員C君は、「この支店は腐ってる。B子さんをどうも出来ない支店長のもとでは危なくて仕事ができない。」と言って入社数ヶ月で退職してしまいました。
「女房子どもがいなければ、自分も同じ判断をする。C君がうらやましい。それにしてもC君、あの若さで大したモノだ。」とA氏。

続いて本社から転勤してきた若手のD君(20代)は、やはりB子さんの仕事を押しつけられ、それを支店長に抗議しても、まったく相手にしてもらえず。「早く転勤したい。」が口癖。

2. A氏のストレス

A氏は職場の空気が、いつもよどんでいると感じていて、オフィスにいるだけで胸くそが悪くなる。(肥だめの上澄みを飲まされている感じ。)

B子さんの振る舞いにいやらしさを感じるが、支店長は逆に喜んでいる。
B子さんと支店長に関係する会社の経費の流れをみると、疑問点がたくさんあるが、あえて見たくない。(汚らわしさを感じる。)

B子さんの職務の責任の所在があまりに身勝手で、地方自治体を取引先としている手前、何かあったら自分が責任をとらされるはめになりそうで不安。
実際、そのようなトラブルがあり、支店長がもみ消しているのは明らか。B子さんはどこ吹く風といった態度。


A氏はどうやって、この状態に対応していくのでしょうか。


【人と人の関係】イヤな同僚と職場(2)へ続く。

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