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少しラクに生きるためのヒント

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2023年11月の記事一覧

新卒の若者は、仕事が嫌だから、すぐ辞めるのではない。自分の人生が搾取され続けると感じるから辞めるのだ。

最近の統計では、新卒で就職した若者の3割くらいが、3か月以内に辞めるのだという。 おそらく、辞めないまでも、内心「辞めたい」と思っている者は、7割を下らないだろう。 残念ながら、これが日本の経済社会の現状である。 繰り返すが、「新卒の若者は、仕事が嫌だから、すぐ辞めるのではない。自分の人生が搾取され続けると感じるから辞めるのだ」。 「新卒者に辞められる職場側」について、おそらく共通するのは、旧態然とした、「若けぇもん扱い?」で、単なる「言うことを聞かせやすく、安価な労働力

生きているか、いないかは、大きな問題では無い。より「エッセンス」をどれだけ今日一日表現できているか?の方が大事である

人生とは、とにかく金儲けで、いかに他より贅沢することだと決めつけ、起きてから寝るまで、その事だけしか頭にない人がいる。 また、朝起きると、「今日また、自分は病気になるのではないか?」「病気にかかっていることがわかるのではないか?」と心配ばかりをして一日を潰す人もいる。 どちらも、延命を願うだろう。 しかし、人生をどれだけ延命するか(できるか?)、金儲けして贅沢する日々を続けるか、よりも「エッセンス」をどれだけ今日一日表現できるか?の方が、はるかに大事である。 生きている

ソリューション力を養成しない学校教育は、いじめや嫌がらせを増長させる

いかに早く大量に正確に暗記させるか?ということをベースにしている学校教育は、順位と優劣を際立たせることになるので、これだけでも「いじめ」や「いやがらせ」を生みやすくする。 職場にしても同じ。 ミスする回数が多いものほどダメという基準の強い職場程人間関係は悪化する。 また記憶力だけを重視し、「いかにすれば問題を解決できるだろうか?」というソリューション力を鍛えない教育体系は、相容れないもの、基準に達しないものは排除することにしかならず、さらにいじめや嫌がらせを増長・増幅させる

日本ガラパゴス型?搾取経済社会は、この先どうなっていくのか??

今更、様々な経済学などというイデオロギーを持ち出そうとは思わない。 以下に引用した、昭和39年(1964年)に朝日新聞掲載の「サザエさん」を読んで頂きたい。 第二次世界大戦の終結から、約20年後、「サザエさん」の作者である長谷川町子さんが、ヨーロッパを旅行した時の漫画手記?である。 特筆すべきは、 『 もう一つ驚いたのは、彼等らがよく休むことです。 じゃあサザエさんみたいだ― などとおっしゃらないでお聞き下さい。 これは他の国もそうでしたが、会社も商店も遅くあけて早く閉め

野生動物の棲息地を乱開発しまくってて、「餌もやるな」という人間の存在居意義って何?

地球の歴史から比べたら、我々人間ひとりひとりが、この地球上に「居る」時間は恐ろしく短い。 その瞬く間に、地球上の土地を金で所有しようとしたり、争って殺し合ったり、会社や組織が設ける為に資源や自然をためらいもせず破壊し続けたり、ずっと有史以来変わっていないではないか。 そんな歴史の年号や人名を暗記して成績上がったって喜んで何になる? あまりにもマクロな話題かと思うかもしれないが、「野良猫とTNR問題」という、どこにでもある身近な問題ひとつとってみても、解決の糸口すらわかっていな

ぜひとも?断捨離したい「人づきあい」BEST3

※「絶交」ではなく、あくまで「No deal(能動的な取り引き終了)」ということです。 ①近所づきあいいらないです。 近所なんて、大概「迷惑をかけあう」存在なのですが、そういう認識の無い連中に割く時間は、私の人生には、もうひとかけらも残っていません。 (但し、毎朝通りを箒で掃くなどの活動は続けています) 地元の自治会も、一時期待して、会長も視野に入れて考えておりましたが、過去から続く、とんでも無い「裏金づくり」が発覚して愛想がつき、即脱会しました。 ②親戚づきあい何の力も

働いている限り必ずミスはある。しかし、それは重要な意味があり、またチャンスとなる。

企業の世界番付の上位と言えば、AmazonだとかMicrosoft、Google(Alphabet)などが、すぐ浮かぶだろう。 そのAmazonやGoogleでさえ、かなりの頻度でミスを出している。 インターネットにバグはつきものなのだ。 毎日のようにバグをとっている。 なぜならネットのビジネスにパーフェクトはあり得ないからだ。 そんなことをしていたら商売にならない。 ローンチ或いはリリースしてみて、バグをとって様子をみて修正する。 このトライ&エラーは、ヒトの働き方、人生に

相手を想うことは、相手に命を与えることである

相手を想うことは、相手に命を与えることである。 それは今も生きて遠くにいる相手であっても、たとえ亡くなってしまった相手であっても同じことである。 そしてそれは全ての生命にとってもそうであり、物や場所にとっても同じである。 もし相手が、会いに行こうと思って会えるなら会いに行けばいいし、手紙やメッセージを贈ればいい。 訪れたり、触れたりすることができれば、そうすればいい。 そして、その事を記しておけばいい。

ツアー・ガイド時代は、「芸人修行時代」だった

軍艦島ツアー・ガイド時代は、半年間であったが、振り返ってみればそれは教員時代よりも意味のある重要な期間であったと言って差し支えない。 一日に1便か2便、約3時間ほどを、全国からやってきたお客さんの前で喋る。 これは、私にとっては「芸人時代」そのものであった。 まず船に乗り込んだ時点で「前説?」は始まっている。 夏の間、まだエンジンは切ってありエアコンは効いていないので、船内は暑い。 そこで不快な時間帯が続くと、後でのネタうけ?に影響が出てしまうので、私は自費で100円ショッ

実際に長く生きている事よりも、人の心の中に、長く生き続けているか?の方が大切な事 

過日、高橋源一郎の「飛ぶ教室~はじまりのことば」の中の一編を読んで、とても心が軽くなった。 高橋氏の大好きな文章の1つとして、現代詩作家である荒川洋治さんの「会わないこと」の中の言葉を紹介しつつ以下のような文章で結んでいる。 反対に、相手が亡くなった人だと、会うことはできない。 だとすると、「会わない」状態のなかで、耐えていることは、 相手もこちらもが、いのちをもつ、つまり生きていることのしるしなのだ。 私が、私の亡き大切な馬ひん太を想い続け、記し続ける限り対州馬ひん太

「人間は いない方がいい」という究極の正論

これはもうすぐ二十歳になろうとする娘が言った言葉。 正論以外の何ものでもないと思う。 「人間の存在しない地球」を想像してみれば、それはどんなにか美しい世界であるか、容易にわかる。 今世界で起きている宗教・民族・国境をめぐる戦争と言う名の殺し合い。 環境破壊の末、起きている異常気象と深刻な汚染。 身近なところでは、生態系を無視した環境開発という名の自然破壊の結果、クマやイノシシによる被害、そして駆除という名の殺戮。 ネット上では、自分と違う考えや価値観の相手に、匿名で「死ね」

教育を考える② 学校教育には、大事なプロセスである失敗が無いからだめなのである

今の学校では、「テストや試験で間違う=低評価」という短絡的な価値観と体系がまだまだ根強く残っていると見られる。 しかし、それはまったくもっておかしな話で、「失敗することこそが、学習」なのだ。 「~したい」という興味意欲を基にして、達成のためのプランを練る。そして試す。 問題の質にもよるが、簡単には解決しない。つまり失敗する。 よって違うプランを練り、再び試す。 その繰り返しこそが「学習」だと言っても言い過ぎではない。 それがだんだん楽しくなってくる。 何故なら達成した時に、