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新卒の若者は、仕事が嫌だから、すぐ辞めるのではない。自分の人生が搾取され続けると感じるから辞めるのだ。

最近の統計では、新卒で就職した若者の3割くらいが、3か月以内に辞めるのだという。
おそらく、辞めないまでも、内心「辞めたい」と思っている者は、7割を下らないだろう。
残念ながら、これが日本の経済社会の現状である。

繰り返すが、「新卒の若者は、仕事が嫌だから、すぐ辞めるのではない。自分の人生が搾取され続けると感じるから辞めるのだ」。

「新卒者に辞められる職場側」について、おそらく共通するのは、旧態然とした、「若けぇもん扱い?」で、単なる「言うことを聞かせやすく、安価な労働力」としか見ていない。
だから最初から、何割かは辞めることを見込んで採用する。そういうことを毎年繰り返すという低レベルな会社が残念ながら実に多い。
足りなければ、補充すればよいという、明治時代くらいの規範意識レベルだろう。
そんな感じでやってるからこそ、「社畜」や「バ畜」という言葉が世間で流行っている。

若者たちは、長い長い教育期間の末に就職する。
昔と違って、「人としての権利や生き方」についても、学ぶ機会は圧倒的に増えている。

旧態然として、入社した若者をリスペクトどころか、名前すら覚える気が無く、顎で使おうとするような、また朝から夜遅くまで人生の時間を搾取するような場所に、長く留まるはずが無いのだ。




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