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自己紹介と文学フリマ体験記

 簡単な自己紹介をした後に、2022年11月20日に文学フリマに行ってきたので、自己紹介の代わりにそれのレポート記事を書こうと思う。

 2022年現在、私は理系大学生である。色々あって多浪と留年を経て、何とか薄皮一枚つながった首を手で持ちながら生きながらえている状態です。将来は小説家もしくはライターなどの職業に就きたいとは思っているが、思っただけで簡単になれる職業ではないため、未来は未定である。夢は夢として、明日は明日として、立って歩いて今現在を生きるしかない。

 では、第35回東京文学フリマに行ってきたのでそれのレポートを書いていく。

 

詳細を書く前に、結論を簡単に述べると



・全くの文学やそれに類するものに門外漢の初心者であっても、とても入りやすい雰囲気
・広々としたスペースに所狭しと並べられた個性豊かな出店スペース
観賞するだけでも楽しめる魅力的な文芸、詩歌作品の数々

 などなど、総じて好印象の催し物だった。コミケにもいわゆる即売会にも行った事がない自分でも、入場から退場までほとんどの時間を楽しめたので、もし気になってはいるが行った事がない人に、もろ手を上げておすすめできる。全然息苦しさは感じないし、むしろそれぞれが
 
 では私目線で当日の様子を書いていく。あまり興味がない人にとってはここで読み終えてもよい。

会場場所への入場と雰囲気

 会場は流通センターで、当日は浜松町から東京モノレールで向かった。途中の大井競馬場を見ながら、うかうかしている間に駅に付き、同じ目的であろう人々と共にモノレールを降りた。12時会場であったが、到着したのは13時であったため、特に混雑している様子はなく駅を出てから会場までシームレスに移動できた。

 会場の入口で、『B』と書かれたシールと会場のカタログと『note』のロゴが入ったエコバックを貰い、第一会場に足を踏み入れた。そこは思ったよりも広く、大きな体育館を横に三つ並べた程の広さだった。だがその広さを悟らせない程に出店スペースが列となって立ち並び、多くのお客さんが思い思いの場所で立ち止まり見本を眺めていた。立ち止まっている人は何人もいたが、幅が広く作られた動線がしっかりと確保されており、一人で移動して店を見て回る分には、全く苦労せずに移動できた。どの店にも行列と呼ばれるものがなく、気になる店で気軽に足を止めることができた。(しかしながら、いわゆる壁サークルと呼ばれる場所はもしかしたら会場時に行列ができていたかもしれないが、私は到着した時点では確認できなかった)

 

各出店スペースの傾向と特徴


 私は事前にほとんど下調べをしなかった。「どの店で、何を買うか?」「小説を買うのか、評論を買うのか、詩歌を買うのか」なども全く決めていなかったので、出店の雰囲気と勘だけで本を買っていった。(今回は文学フリマの実地レポートとしてこの記事を書いているので、レビューなどは控える。違う記事で少しづつ買った本の感想などを書いていくと思う)

 出店は大まかにグループ分けされていたが、ホラーやSFなどの特定分野の文芸作品が辛うじてまとまりを持っていただけで、各出店の個性がハチャメチャに強いので、細かいことはいいんだよ!の精神で、私は合計数往復練り歩いた。

 出店全体の描写はまあそんな感じで、似通ったテーマが隣同士にあるというだけで、数件先の出店では全く趣向の異なる文芸作品が並べられているので、さながら中野ブロードウェイの時計屋じゃない方のカオスみを味わえた。
 具体的に言えば、『異世界男装令嬢モノ』と銘打った本を売り出している若年の男女の向いでは、着物のご婦人が『実録怪奇譚』をに並べている光景を想像して欲しい。まぁ、そんな感じだ。

 

当日の私の動き


 13時から15時までは会場をなめるように見て、様々な本を買った。いわゆる本のジャケ買いをして、特に意識の検閲を避けて普段読まないような文芸作品まで買いあさった。その後ほどよく疲れ、五千円を崩さなければ追加の本を買えなくなったので、いったん会場外に出て京急の平和島駅まで歩いてラーメンを食べてからまた会場に戻った。流通センターの駅にもゆで太郎があったが、会場近くで両替目的を兼ねて食事をするのはマナー違反だろうと思ったため、歩いて雨の中片道20分かかったが平和島に行くことを選択した。
 その後は崩した千円札を使って何冊か追加で買ってそのまま17時の閉会時間まで会場を楽しんでから帰路についた。

 

当日思った事


百合やBLなどの文脈がSF、ホラー、異世界問わず、各分野で顔をのぞかせているのに驚いた
・傾向として若い層の出展者は複数人のサークルを組んでいるように見えた
・見た事ある文字列と見たことあるタッチの絵でいわゆる『エモさ』を醸し出そうとしている文学作品もあれば、真面目に『自己開示』をしているような創作もあり、千差万別といった印象だった。もちろん全部の作品を読むことはできないので、どちらの傾向の作品がより良いかなど私には判断できない

 だいたいこんな感じです。
 以降の記事は読んだ作品の感想を書いていくつもりです。
それではまた。

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