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読書の秋です―読んだ本を紹介するだけ①

やってきました、読書の秋!

という事で、読書感想文では無く

ただ、こんな本があるよ!!って紹介するだけの記事です。

1、 戸田慧『英米文学者と読む「約束のネバーランド」』集英社新書

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『鬼滅の刃』と並んで人気を博した「少年ジャンプ」作品の『約束のネバーランド』。アニメ化、実写映画化されたりと話題の作品です。

私も『約ネバ』愛読者なんですが、この新書は『約ネバ』に描かれた世界観や人物像、死生観や宗教観などを、英米文学者である戸田慧氏が様々な観点から読み解き、様々な解釈を提示している本です。

これが正解という訳ではなく、あくまでひとつの解釈の仕方として、また、『約ネバ』を入口に英米文学や文化等に興味がそそられる様な内容となっています。

児童文学や『旧約聖書』『新約聖書』、イギリスの文化などが好きな方、『約ネバ』愛読者、また『約ネバ』が気になっているという方におすすめです!!

2、  大山淳子『あずかりやさん ―彼女の青い鳥』ポプラ社

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こちらは、1日100円でどんなものでも預かってくれる"あずかりやさん"を舞台に、お客さんや動物たちが"預かって欲しいもの"が持ち込まれた中で思い悩み、また人生のちょっとした楽しみを味わう、そんなお話です。

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猫の装丁は限定版?か何かで、恐らく基本はこちらの風景画の様な装丁となっています。

日常に疲れて、のんびりと読みたい方におすすめです。

3、  芦辺拓『奇譚を売る店』光文社

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こちらはその名の通り、"奇譚を売る店"で奇譚を買い、読んでいく中で不思議な出来事に巻き込まれていくお話です。

ひとりの男が不思議な話に出会い繰り返し不思議な出来事に巻き込まれていくファンタジー本になります。

『世にも奇妙な物語』といった奇妙な話が好きな方にオススメです。

4、  小野不由美『ゴーストハント』 (1)旧校舎怪談(2)人形の折り(3)乙女ノ祈リ

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こちらは『二十国記』シリーズで有名な小野不由美氏の作品です。

『ゴーストハント』というタイトル通り、心霊現象に悩むという人達からの依頼を受けて、心霊現象を調査し解決していく話です。

そういった内容の本は、例えば『心霊探偵八雲』など他作品でもあります。しかし、本作品の推し所としては、多様な霊能者が登場し、それぞれの観点から解決しようと悪戦苦闘していく点です。

主人公は、女子高生の谷山麻衣ですが、彼女が出会う霊能者は、

渋谷サイキックリサーチ所長の渋谷一也。
別名、ナル。

ナルの助手で陰陽師のリン。

高野山の坊主 滝川法生。

巫女でシャーマンの松崎綾子。

霊媒師 原真砂子。

神父でエクソシストのジョン・ブラウン。


本書は2011年発行の単行本を、2020年に角川文庫から今回のかたちで発売されました。

詳細は省きますが、漫画本もあり大変人気のある作品です。

ミステリー&ホラーが好きな方、ユニークなキャラクターがてんやわんやして解決しようと結託する展開が好きな方、霊能者とかが好きな方にオススメです。


今回は、本の紹介のみで、細かいあらすじや私の感想は除いてありますが、ぜは、未読の方に興味を持ってもらえたらと思います。



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