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簡単な投資銘柄の選び方

企業は何の為に運営しているのか。それは最終的にモノやサービスを「売る」ためです。そして売る相手は我々「消費者」です。消費者が商品を買う事によって企業が儲かります。

消費者が買う➡企業が儲かる➡賃金を支払う➡消費者が買う・・・・・・

このループを繰り返します。モノやサービスを考案したところで、最終的に消費者が購入をしなければ企業が儲かる事はありません。商品やサービスに人気が出た企業は売り上げが増えます。売り上げが増えると、決算発表の内容も良くなります。その良い内容や見通しを見て、その会社の株を買う人が増え、株価が上がるのが基本であると筆者は考えています。

投資家が投資先を選定する際に参考にする材料のうち、大きな判断材料となるのが「ファンダメンタルズ」。つまり経営状態です。企業の経営成績からその企業の状態を把握し、今後の見通しを立て、まだ成長しそうであれば株式を購入する。この方法は最もポピュラーなものだと思いますが、これはあくまで「消費者が購入した後」の結果を見て投資をするという方法です。
ただ、この方法は学校で資産運用も学んでない、簿記や管理会計の勉強もしていない普通の一般人にとっては、少しハードルが高いと感じます。ではどのようにして投資先を探せば良いのでしょうか。
答えは簡単です。

消費者という立場を理解する

あなたが「部屋着のトレーナーを買いたい」と思った時、どのお店に行こうと思いますか?筆者の場合は「ユニクロ」が思い浮かびました。「ワークマン」という方もいれば「しまむら」と思う人もいるでしょう。色々な選択肢があると思います。
ここで重要なのは、こういった選択肢は「与えられているもの」ということに気づくことだと思います。つまり、自ら選んで部屋着を買いに行くという行動も実際は「選択肢を与えられて、その選択肢の中から選ばされている」と筆者は思うのです。そして、消費者に「選ばせる側」の企業は、勝ち組です。
ユニクロ運営会社であるファーストリテイリングのチャートを見てみましょう。

ファーストリテイリング(ユニクロ運営会社)月足 TradingViewより筆者取得

思えば10年以上前、ヒートテックがインナーの絶対的地位を確立したくらいの時にこの株を買っていれば懷もポカポカに暖まっていたことでしょう。

他の例も考えてみます。週末に家族で外食に行くとき、皆さんの頭の中に思い浮かぶのはどういったお店ですか?
スシロー、くら寿司、丸亀製麺、焼肉きんぐ、ビッグボーイ、吉野家・・・・などなど色々思い浮かぶと思います。
個人的な感想ですが、上述の飲食店は「いつもお客さんが入ってるな」という印象があります。
実は全て上場企業が運営しています。それぞれの株価を見てみましょう。

FOOD&LIFE COMPANIES(スシロー運営会社)週足 TradingViewより筆者取得 2022/3/17
くら寿司(週足)TradingViewより筆者取得 2022/3/17
トリドール(丸亀製麵運営会社)週足 TradingViewより筆者取得 2022/3/17
物語コーポレーション(焼肉きんぐ運営会社)週足 TradingViewより筆者取得 2022/3/17
ゼンショーホールディングス(ビッグボーイやすき家の運営会社)週足TradingViewより筆者取得 2022/3/17
吉野家ホールディングス 週足 TradingViewより筆者取得 2022/3/17

このように、実は灯台下暗しで、身近なところに有望株は潜んでいます。飲食店関係の株は、自社サービスの優待もあることが多いので、お得に食事ができたりします。(優待に関しては別の機会にお話したいと思います)
どれだけ企業が自信たっぷりに商品、サービスを展開しようとも、選ぶのは消費者です。消費者として「これは流行ってるな~」などという感覚は、とても大切にしてほしいと思います。

ここからは、もっと探したい!という方のために、とっておきの方法をご紹介します。

家計簿をつける

『え、私家計簿つけてるよ』っていう方、出費の内容を見てみてください。家計簿をつけるくらいだから、お金に関してはきちんと管理してて、無駄遣いしていないかなどをチェックされている方が多いのではないかと思います。でも、そんなあなたでも、生きていく上で必ず買わないといけないモノやサービスがあります。出費の中でも次の2つの出費をチェックしてください。

1、絶対に削れない


手洗い石鹸、歯みがき粉、シャンプー等のトイレタリー商品であったり、小麦粉、砂糖、醤油のような食料品であったり、他にも散髪代、スマホ代、塾代、電気代などなど、どうしても削れない出費があるはずです。
このように、どうしても削れない出費の中に食い込んでいる企業も勝ち組と言えるでしょう。

2、最近値上りした

値上げと言うのは企業側にとってもリスクが伴います。消費者の判断に影響を及ぼす大きな要因の一つに価格があり、値上げをするという事は、他に低価格の代替品があった場合に、売れなくなってしまうからです。しかし、それを分かった上で値上げをするという事は、その商品が消費者にとって必要なものだから売れると読んでいるからです。こういった価格の決定権が企業側にあるのは勝ち組企業の証だと思います。

例えば

最近値上りしたものと言えば、カップ麺。お昼にカップ麺を食べていた人が、値上りしたからと言って代替品を探すのは難しいでしょう。代表銘柄を見てみましょう。

日清食品HD 週足 TradingViewより筆者取得 2022/3/17
東洋水産 週足 TradingViewより筆者取得 2022/3/17

もちろん株価が下がっているときもありますが、長期で見て株価は堅調に推移しているように見えます。

おわりに

「株の勉強」等と言って、難しいことから勉強してしまうと、つまらなくなってしまいます。「ああ自分には無理だな」と思った時点で思考が停止してしまいます。PERがどうだの、ROEがどうだの、テクニカルがどうだのと言うのではなく、消費者として家族でご飯を食べに行くのも、立派なリサーチです。先日、筆者は家族で焼肉きんぐに行きましたが、配膳ロボットが働いていて、驚きました。書面では分からない、生の情報発見です。
このように、株式運用を楽しみましょう。


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