見出し画像

「NOPE」から「クイーンズ・ギャンビット」への繋がり方。

映画「ザ・メニュー」を観る前に、どうしてもアニャ・テイラー=ジョイの佇まいを観たくて。Netflixの「クイーンズ・ギャンビット」を一気に観た。本作は第73回プライムタイム・エミー賞にて、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門の作品賞を受賞している。

チェスという勝負の世界に、フィクションとはいえ、突出した才能ある女性がひとりで勝ち進んでいく物語。

酒やドラッグで心身をボロボロにしながらも、勝負から逃げなかった主人公。「そこで何を傷つくことがあったのだろう?」と疑問符がつくシーンも散見されたが、アニャ・テイラー=ジョイの存在感が圧倒的だった。彼女の眼を見るだけで、物語に引き寄せられてしまう。

──

今回のnoteは、映画の面白さというより、「なぜこの作品に引き寄せられたのか」という流れを伝えたい。

日本で2022年8月26日に映画館で上映された、ジョーダン・ピール監督の最新作「NOPE」。新作を観る前に、「ゲット・アウト」「アス」といった過去作をチェックして、「NOPE」を思う存分楽しんだ。(T・ジョイ PRINCE 品川のIMAX、グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーで2回鑑賞した)

それに飽き足らず、ジョーダン・ピールが影響を受けたスティーヴン・スピルバーグ監督の「未知との遭遇」も鑑賞。同じく「未知との遭遇」に影響を受けたと言われるM・ナイト・シャマラン監督の「サイン」「ヴィジット」も鑑賞する。

その流れで、M・ナイト・シャマラン監督の出世作のひとつ「アンブレイカブル」も鑑賞した。「アンブレイカブル」は三部作となっていて、16年後の2016年に「スプリット」、2019年に「ミスター・ガラス」がそれぞれ公開される。

その二作(つまり「スプリット」「ミスター・ガラス」)に登場していたのが、アニャ・テイラー=ジョイだった。学校で孤立した女子高生で、たまたまパーティに参加したところ多重人格者の犯人(演・ ジェームズ・マカヴォイ)に誘拐されてしまったのだが、犯人と上手く懐柔しようとする役を見事に演じていた。

誘拐されたのに、恐怖で自分を見失わないケイシー。アニャ・テイラー=ジョイでなければ成立しなかったように思う。

──

というような感じで、作品から作品へと数珠繋ぎのように辿っていけるのも、映画の面白いところだ。

「クイーンズ・ギャンビット」は、ファッション好きな方も面白く観られるはず。まだ観ていない方はぜひ楽しんでみてください。

(Netflixで観ました)

#映画
#映画レビュー
#映画感想文
#クイーンズ・ギャンビット
#スコット・フランク
#ウォルター・テヴィス
#アニャ・テイラー・ジョイ
#モージス・イングラム
#ハリー・メリング
#ジェイコブ・フォーチューン・ロイド
#トーマス・ブロディ・サングスター
#マルチン・ドロチンスキ
#Netflix

この記事が参加している募集

映画感想文

記事をお読みいただき、ありがとうございます。 サポートいただくのも嬉しいですが、noteを感想付きでシェアいただけるのも感激してしまいます。