『書斎のポ・ト・フ』
『書斎のポ・ト・フ』
開高健 谷沢永一 向井敏
ちくま文庫 (2017.07.10)
開高健、谷沢永一、向井敏の三人が古典の名作から時代小説や児童文学まで、鼎談方式で書評する。
この本の中で評される本たち
捕物帖耽読控
池波正太郎選『捕物小説名作選』
岡本綺堂『半七捕物帳』
佐々木味津三『右門捕物帖』
野村胡堂『銭形平次捕物控』
久生十蘭『顎十郎捕物帖』
池波正太郎『鬼平犯科帳』
有明夏夫『耳なし源蔵召捕記事』
都筑道夫『即席世界名作文庫』
pp.7〜42.
ロマン・ピカレスク
ﾏｲｸﾙ・ｸﾗｲﾄﾝ『大列車強盗』
作者不詳『我が秘密の生涯』
高木林光『白昼の死角』
ｱﾙﾍﾞｰﾙ・ｽﾊﾟｼﾞｱﾘ『掘った 奪った 逃げた』
ｲﾘﾔ・ｲﾘﾌ / ｴｳｹﾞﾆｰ・ﾍﾟﾄﾛﾜ『十二の椅子』
pp.43〜76.
児童文学序説
ｼﾞｮﾅｻﾝ・ｽｳｨﾌﾄ『ガリヴァー旅行記』
呉承恩 / 君島久子 訳『西遊記』
斎藤惇夫『冒険者たち』
灰谷健次郎『兎の眼』『太陽の子』
ﾛｱﾙﾄﾞ・ﾀﾞｰﾙ『ヘンリー・シュガーのわくわくする話』
夏目漱石『吾輩は猫である』『坊っちゃん』
pp.77〜108.
鼎談 現代マスコミ論
pp.109〜134.
文学の中の政治人間
ｱﾅﾄｰﾙ・ﾌﾗﾝｽ『神々は渇く』
ｼｭﾃﾌｧﾝ・ﾂｳﾞｧｲｸ『ジョセフ・フーシェ』
ﾀﾞﾌ・ｸｰﾊﾟｰ『タレイラン評伝』
ｻﾏｾｯﾄ・ﾓｰﾑ『昔も今も』
羅貫中『三国志演義』
ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ・ﾌﾞﾚﾋﾄ『ガリレイの生涯』
pp.135〜178.
ナチュラリスト文学孝
ﾍﾝﾘｰ・ｳｲﾘｱﾑｽﾝ『鮭サラの一生』
ｽﾀｰﾘﾝｸﾞ・ﾉｰｽ『はるかなるわがラスカル』
ｱﾝﾘ・ﾌｧﾌﾞｰﾙ『昆虫記』
pp.179〜206.
知られざる傑作
篠沢秀夫『篠沢フランス文学講義』
井沢実『スペイン語入門』
殿山泰司『日本女地図』
ﾎﾙﾍ・ﾙｲｽ・ﾎﾞﾙﾍｽ『幻獣辞典』
pp.207〜247.
【書評 書斎のポ・ト・フ】
川村一年さんのNote
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『書斎のポ・ト・フ 』(ちくま文庫)
2021.11.09.