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『関係人口の社会学』を読む ④

これまで、 ① では、過疎化現象は、いつ頃ら始まったのか?1960年代前半から時系列に見てきました。

次に②では、「関係人口」と云うコトバが登場する歴史的な流れと「関係人口」の概念について。

③では、「関係人口」と云う言葉が「地域再生」に対してどのように形成されて行くのか、そして、地域再生にどのような役割を果たすのかを 読んでいきました。

今回 ④ では「関係人口のあり方」について、本を読みながら考えていきたいと思います。

『関係人口の社会学』田中輝美 著
大阪大学出版会 (2021.04.25)

第7章 地域再生主体の形成

地域再生主体としての関係人口
1) 結束型 (絆)
2) 橋渡し型 (架け橋)
3) 連帯型 (扉)
p.262

▶ 関心の対象が地域課題である
▶ その解決に取り組むことで地域と関与する
▶ 地域住民と信頼関係を築く
p.266

ポイント/3つのステップ

① 関係人口が地域課題の解決に動き出す

② 関係人口と地域住民との間に信頼関係が築かれる

③ 地域住民が地域課題の解決に動き出す
p.273

第8章 関係人口が果たす役割

関係人口 p.287
① 移住者
② 来訪者
③ 2地域の居住者

相互作用 p.290
① 自立
② 依存
③ 活用
④ 協働 → 関係人口

地域課題と云う「関わりしろ」

①「関わりしろ」を設定する
② 関係人口と協働する
p.302

関係人口の効果

① 地域の再発見
② 誇りの涵養効果
③ 知識の移転効果
④ 地域の変容を促進
⑤ 地域としがらみのない立場からの問題解決
⑥ 地域再生主体の形成

次回 ⑤ (最終) は、
終章 目指すべきものは何か 
補論 新型コロナウィルスと関係人口を読みます。

2021.07.28.

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