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2022年6月の記事一覧

【読書百遍】『分かち合い社会の構想』

【読書百遍】『分かち合い社会の構想』

神野直彦さんの『分かち合い社会の構想』を再度 読み返す。

経済学者 宇沢弘文さんの弟子を自認する神野直彦さん。

▶ 人間の歴史が方向性を喪失し、ダッチロール現象を起こしている・・・p.2より

【Note】2021.06.09.

【連合総研/書籍】岩波書店より2017年9月発行

2022.06.09.

【読書百遍】『発酵文学人類学』

【読書百遍】『発酵文学人類学』

はじめに

大豆に麹菌がつくと、おいしい味噌になり、ブドウにイースト菌がつくとワインになる。

「発酵」とは、微生物が次の何かの《働き》をすること。

地域コミュニティとは、そんな「麹菌」になる人が居て、そこにいる人達と「発酵」し 何かしら機能する 関係に似ていないだろうか。

『発酵文化人類学』を読む

2022.06.27.

エンデの予言より:現代社会は「お金」の病にかかっている。

エンデの予言より:現代社会は「お金」の病にかかっている。

この本を知る切っ掛けになったのは、『ゆっくり、いそげ』の朗読会でした。
【Youtubeで公開】

第4章 「交換の原則」を変える
誰かを支援した時にもらえる「お金」p.116
【コラム4】『エンデの遺言』p.132

エンデが考えてきたこと

残された1本のテープ
問題の根源は「お金」にある p.14
「どう考えてもおかしいのは資本主義体制下の金融システムではないでしょうか。人間が生きていくこと

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まとめ 『ゆっくり、いそげ』を読んで

まとめ 『ゆっくり、いそげ』を読んで

久しぶりに、じっくり読んでみようと思う本に出会った。
朗読会のYoutubeと共に、備忘録的にまとめてみました。

『ゆっくり、いそげ』朗読会/全10回

【最近の学び】

【ギブ(贈与)から始まる交換】

【好循環な価値の巡り合い】

【クルミドコーヒー】

2022.06.14.

【Noteシェア】

影山知明さんの「ゆっくり、いそげ」をゆっくり読了。
"健全な負債感"が一番心に残った言葉

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【好循環な価値の巡り合い】

【好循環な価値の巡り合い】

『ゆっくり、いそげ』を、朗読会のYoutubeと併せて読みました。

【誰かを支援した時】

相手を思う、気持ちのこもった丁寧な仕事に「いいね!」
率先した “まち” のための汗かきに「ありがとう」
誰かの「贈る」行為が、また次の人の「贈る」気持ちを呼び起こす。
p.116より。

【POINT】
受け手の「ありがとう」と云う気持ちが、送り手を育てる。p.124
「経済」とは、仕事や価値の交換の

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【ギブ(贈与)から始まる交換】

【ギブ(贈与)から始まる交換】

『ゆっくり、いそげ』を、朗読会のYoutubeと併せて読みました。

『ゆっくり、いそげ』第4回朗読会

第2章 テイクから入るか、ギブから入るか。
贈ることを身体で覚える“マゾ企画” p.50

お客さんの中に眠る「受贈的な人格」p.54

テーブルの上のクルミとクレーマーのこと p.56

「投げ銭」システムでは広がらなかったコンサート p.59

【コラム】贈与論と自由 p.66

2022

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【最近の学び】

【最近の学び】

『ゆっくり、いそげ』を、朗読会のYoutubeと併せて読み始めた。

起業した人が、思いを書き綴った単なる本とは違う。

新しい学びが随所にある。

例えば、開業する時の資金調達。

今流に考えると「クラウドファンディング」が思い浮かぶが、著者の考えたのは「私募債」

それも、顔の見える距離(関係)の方から集め、利息は、自社商品(著者の場合は珈琲)で返す。

そうする事で、クラファンと何が違ってく

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『ゆっくり、いそげ』朗読会/全10回

『ゆっくり、いそげ』朗読会/全10回

ゆっくり、いそげ。

朗読会の内容(10回)を、マトメてみました。

festima lente (フェスティナ • レンテ)
ラテン語で「急がば回れ」とでも訳せばいいのだろうか?

経済とは、もともと中国の古典にある「経世済民」の意味であったとされる。いつからか「ビジネス」と云う言葉に置き換えられていった。

▶ 経済:経世済民 (世をおさめ 民をすくう)
▶ Business:bisig +

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