見出し画像

100日後に死ぬワニが教えてくれた「この世の中に"当たり前"はない」ということ

おはようございます!

全ての人に「心の居場所」がある安心安全な職場づくりのお手伝いをして、従業員満足の向上・離職率の低下・業績アップなどの課題解決を実現する、"ほりけん"こと堀口 研です!

今週末、一番熱いエンタメトピックといえば、なんと言っても「100日後に死ぬワニ」でしょう。

https://twitter.com/yuukikikuchi

漫画家/イラストレーターのきくちゆうきさんがTwitter上に投稿していた作品で、そのセンセーショナルなタイトル・コンセプトと愛らしいタッチのイラストのギャップが多くの人の心を掴み、3月20日の最終話はこのnoteを書いている今現在、76.1万リツイート、217.4万いいね。きくちゆうきさんのフォロワー数も219万まで増え、ちょっとした社会現象になりました。

「100日後に」という期限を決めて、見る人の期待感を高める見せ方など、エンターテインメントの観点からも学ぶことはたくさんありますが、今回はこの作品のテーマから、我々が学ぶべきことについて考えてみたいと思います。

作者・きくちゆうきさんがこの作品を通して伝えたかったことは何だろうか

この作品は、作者のきくちゆうきさんのご経験を元に創られたそうです。

ここから先は僕の想像ですが、おそらくきくちさんがご経験された「死」に関するエピソードは、予期せぬ突然の出来事だったのだと思います。

突然であるがゆえに、「もっとこうしておけば良かった」などの後悔があった。

ただ、その瞬間だけを漫画の作品としてそのまま描くのではなく、【100日間】という決して長くはないけど短過ぎもしない、絶妙な時間軸で「死」というラストに向けて、淡々と平凡な日常を積み重ねて描くことによって結末の"突然"さを浮き彫りにして、そして"とあること"を伝えたかったのではないかなと思います。

「この世の中に、"当たり前"はない」

普段、僕らが送っている、何気ない平和な日常。

実はそれは、多くの周りの人に支えられ、助けられて成り立っています。

一緒に暮らす家族やパートナーがいること。
同じ目標に向かって一緒に仕事をする、職場の仲間がいること。
休みの日に一緒に遊びに行く、気の合う仲間がいること。

この人たちに普段してもらっていること、過去にしてもらったことなど、具体的なエピソードを思い出してみてください。きっと「助けられたなぁ」とか「本当に救われた」とか、そういった記憶が思い浮かんでくるはずです。

僕らの日常は、そういった"ありがたい"出来事の積み重ねの上に成り立っています。

"ありがたい"は、漢字にすると"有り難い"。「有る(あること)」が「難い(むずかしい)」、つまり"奇跡"のようなこと。

画像1

しかし、残念ながら僕らは普段、このことを意識することはなかなかありません。

いつの間にか「当たり前」だと思ってしまっているのです。だから感謝をすることをやめ、不満や足りないところばかりに目が行ってしまうのです。

……本当は当たり前でもなんでもない、奇跡のようなことなのに。

人は、本当に大切なものは、失うか、失うかもという経験をしないとその価値に気がつかないものです。

作者のきくちゆうきさんは、「100日後に死ぬワニ」という作品を通して、こんなことを伝えようとしてくれたのだと思います。

まずは、100日目の結末を目にして意識がこのことに向いている、今この瞬間だけでも良いです。

「ワニさん、死んじゃったね」だけで終わらせず、「当たり前」という思い込みをちょっとだけ外して、自分の周りのことを見てみましょう。

これについては僕自身も反省ばかりの毎日ですが、ちょっとずつ頑張ろうと思います。

☆Twitter

https://twitter.com/horiken21


いただいたサポートは、勉強のための書籍代に使わせていただきます!