日本は…知ってると得する?知らないと損する?

2年前、父方の祖母が急に入院することに…
原因は心疾患の薬の飲み忘れによる胸痛。

我が家は
父→診療放射線技師(社会福祉士の資格も有)
母→看護師
私→理学療法士

母と共に見舞いに行き、祖母の表情等を見て母と2人で「すぐに家族会議を開こう」と重苦しい雰囲気で帰りました。
帰宅後、
・認知症の診断
・介護保険を使う為に要介護・要支援認定を申請
しようと母と意見が一致。
父は社会福祉士の資格はあるが現場で働いてるのは診療放射線技師としてだけなので、介護については知識はあるものの経験はない状態だったのと…
やはり実の母が老いていくことは受け入れたくないのかな?といった状態で、
「年相応の物忘れ」だろうと要介護認定などの手続きを拒否しました。

母と私は病院などで色んな患者さんを見てきた経験から父に納得してもらうためにどうするか何度も話し合い、
父の実母に対するプライドを傷つけない様に、病院や訪問看護での経験談などを話し、要介護認定されることは恥ずかしい事ではなく利用すると得するということを伝えていきました。

すると、父は休みの日に役所に手続きに行っており、
無事、認知症の診断と要介護認定され、サービスを開始することができました。


そして、現在は母方の祖母が認知症疑い、祖父は屋外→両杖歩行・屋内→四つ這い移動という状態ですが、要介護・要支援認定を受けておらず、サービスを利用していません。

母方の実家は私達が住んでいる所から新幹線で4時間はかかる距離。
近くに住んでいないため、母が電話で母の妹から報告を受けわかっている現状です。

祖父はサービスは利用したいと思ったら、受けたいといったらすぐに受けられると思っています…
介護保険のサービスで何を受けられるのかもよくわかっていません。

なので、電話でになってしまいましたが
介護保険以外のサービスもあるけれど
今の現状であれば要介護認定を受けることができ、どういったサービスを受けられると思う。
その要介護認定を受けるには、最長でも1ヶ月判定までにかかる。
と言ったことなどを時間をかけて説明しました。
そして、ようやく動き出したようです。
また、母が長期休暇を取れることになったので今度実際に出向いて様子を見てきてくれます。

大学で学んだ・資格試験のために自己学習した・病院や訪問看護の現場で目にしてきたことが、
ここ数年で身近に起こりました。
そして、日本の介護保険制度というのは
利用方法・サービス内容などを理解している人は利用していますが、
理解できていない人は全く利用できてないない
現状があると思いました。
「今までずっと保険料を払って来たのに、使ってこなかった自分は…」なんて、父方の祖父が言っていましたが、
高齢社会の日本で全高齢者が要介護・要支援認定を受け、必要な人が必要なサービスを受けられるようにすることが理想かもしれません。
しかし、そうすると保険料が膨れ上がってしまう、サービス提供できる施設・事業が不足するといったことも起きてしまうため、
現在のように制度をしっかりと理解している人が利用でき得する?、制度を理解していない人は利用せずに損する?といった状況が続いていくのでしょう…


まだ、わかりやすくはまとめられていませんし、
介護保険制度を利用したい人には不要な情報が多いと思いますが
私が今まで学んできた事などをまとめました。
マニアックな理学療法士がまとめた『少子化・超高齢社会』
(今後、参考文献を増やし内容充実を図るとともに、わかりやすく改善していこうと思っています。)

先天性両股関節形成不全になり、技術では理学療法を提供できないくなっため、情報発信をしていきたいと考えてます♪ また、認知症介護家族としての自己体験を発信をしていけたらと思っています♪ よろしければサポートお願いします!