『カンフー・パンダ』
今日は、カンフーパンダについて
最近また息子がハマり出した。
今までも息子が、観ていたのをチラ見していたし、何度も観て知っていたと思っていたこの『カンフーパンダ』
改めて観るとなかなか深い。
ただのコメディアクション映画じゃない‼️
と、思わされた。
カンフーパンダを見ている息子は、何度見てもゲラゲラ笑っている。
なので、リアクションが面白い話くらいにしか思わないでいた。
ところがだ。
ちゃんと観ると、色々考えさせられた。
先日『ビリギャル』の話を書いた。
子どもを信じるあーちゃんの凄さに感銘を受けたけど、簡単には出来ないことだ。
私には出来そうにない。
そんな時に、この『カンフーパンダ』を何度も何度も観る息子。
そしたら、『カンフーパンダ』からも「信じる」ということのメッセージが…。
おおおお…。
そうかぁ。
子どもを育てるって、こういうことかぁと、思わされた。
ちょっとネタバレしますね。
またネタバレするのかよ、とか、言・わ・な・い・の👆
ここだけ読んだら、観てない人は何のこと?と思うので、軽く説明。
太っていてぐうたらなジャイアントパンダのポー。
そのポーが、『龍の戦士』に選ばれた。
ポーの師匠は、レッサーパンダのシーフー老師。
シーフー老子の師匠がゾウガメのウーグウェイ導師。
シーフー老子の元には5人の弟子がいて、その5人の中から『龍の戦士』になるかと思いきや、いきなり現れた修行の経験もない太ったパンダ。
しかも怠け癖がある。
なので、シーフー老子は、信じていなかったし、どうやってポーを育てていいのかわからなかった。
あることがキッカケで、シーフー老子が師匠のウーグウェイ導師の元を訪れる。
その時のウーグウェイ老子のセリフがめちゃくちゃいい。
言っていることは、よく聞くようなセリフだ。
「知らせに良いも悪いもない」とか「この世に偶然などない」とか。
で、シーフー老子に向かって言うのです。
「支配できるという幻想を捨てなければ」
というセリフ。
これ、子育てにも通じるなぁと。
つい、子育てって、どうやってこの子を育てたらいいんだろう?とか、この子をちゃんと育てないととか思ってしまう。
それ自体は悪いことではないかもしれないけど、そのうち『トマトをメロン』にしようとしている親になってしまっていることがある。
ウーグウェイ導師は、それを桃の木に例えてどんなにリンゴやミカンを望んでも成るのは桃の実だと言う。
それに対して、シーフー老子は、桃では相手を倒せないと反論します。
ウーグウェイ老子は、倒せると言う。
『心から導いて、育てて、信じてあげれば』と。
そこで、シーフー老子は、「方法は?どうやって?」と、具体的なことを聞きますが、ウーグウェイ老子の答えは「ただ信じるだけでいいのです」と言うだけ。
これが、子育ての極意なんだろうなと思わされた。
ああしたい、こうしたい、こうしてあげたい、こうするべきだ、こうでなければならない。
そんなことが子育てにはつきまとう。
子どもを支配しているつもりはないし、トマトをメロンにしようとしているつもりもない。桃の木からリンゴやミカンを望んでいるつもりもない。
つもりはないけど、無意識のうちにそんなことをしているかもしれない。
というか、ああしたい、こうしたいという時点で自分の思うようにしようとしているし、子の可能性という幻想を抱いて、本来のトマトや桃であることを認めず「あなたはメロンなのよ」「あなたはリンゴなのよ」と言って自分の支配下にしようとしている。
この「子の可能性という幻想」これが厄介だ。
この子は、もっと出来る子よ‼️と思って自分の中のルール、知識の範囲で育てようとする。
だけど、子育ては、そううまくいかない。
子どもは、親の言う通りにはならない。
やってあげようとすればするほど、うまくいかないと思う。
親がすることは1つなんだ。
子どもを信じること。
それだけ。
なんてシンプル。
そして、なんて難しいのか…。
子どもは「自分は何者なのか」から自分の旅が始まる。
というか、大人もまだ自分が何者なのか知らない人も多い。
かくいう私もその1人。
だから、こうしてnoteを通じて自分探しをしているのかもしれない。
とか言ってみたりして〜。
そこまで深いこと書いてないか…😄
ポーも自分が何者なのか、それを知る。
その時のポーも見どころ。
子どもはゲラゲラ笑えて、大人はちょっと深く考えながらも笑える。
そんな作品の『カンフーパンダ』
Netflixでは、1から3まで観ることが出来ます。
もし、Netflixしている方で、興味を持たれた方は観てみてください。
こんなにネタバレしちゃったけど。
けど、これは、私の勝手な解釈の感想なので、観る人によっては、違う感想を持たれるかと思います。
レンタル屋さんで借りてきてもいいと思いますよ。
『カンフーパンダ3』もこれまた良かったです。
最後までお読みいただきありがとうございます😊
幸せをありがとうございます🥰
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