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「理想のタイプは?」話題の一環

相手に質問を投げるのもコミュニケーションだとし
「理想のタイプ」を訊いている自分に
「アホやな」と腹でツッコむ
聞いたところで、何の参考にもしない

昔、付き合ったばかりの人に訊いてしまい
わたしとは別次元の「理想のタイプ」は
わだかまりとなり、あえなく撃沈した

ずっと卑下して「付き合っていただいている」から
抜け出せなかった
今、思うと告白してきたのは相手
自罰的なわたしは、自分に軸や自信がなかった

他で理想のタイプを訊かれても、はぐらかす
「特には…別に…」

理想のタイプっていう型枠がない
好きだな、と思うから好きなだけで
いちいち理由なんてないよ

好きになる共通点ならあるかもしれない
「知性・理性・冷静さ・戦闘能力の高さ」
まるで猛禽類だね

苦い経験から
「理想のタイプ」を訊くのは話題の一環
聞き流せるほど強くなったわたしは
同時にあまり話題に出さなくなっていた

やっぱり、何の参考にもしないから