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著…河島春佳『いつまでも美しい 染色ドライフラワー図鑑』

 この本の表紙に一目惚れして手に取りました。

 なんて美しい情景。

 まるで、本の世界から色とりどりの花たちが生まれて、永遠に枯れない花となって、いつまでも心に咲いてくれているかのよう。


 どのお花も可憐で、眺めていると癒されます。

 また、ドライフラワーを作る上で必要な、

 ●ドライフラワーにしやすい花の見極め方
 ●ハンキング法(逆さに吊るして自然乾燥させる)
 ●シリカゲル法(乾燥剤を使う)
 ●電子レンジ法
 ●染め方

 といった工程が分かりやすく紹介されています。

 さて、著者は「ロスフラワー」に対する活動に取り組んでいるのだそうです。

 不揃いという理由でそもそも市場に出してもらえなかったり、仲卸や花屋の店頭で売れ残ってしまったり、装飾用として用いられたりしたお花たちに、ドライフラワーとして新たな命を吹き込むのです。

 いずれ廃棄される予定だったお花たちがこうして不滅の花となるのは、なんだか心を熱くするものがありますね。

 一般的なドライフラワーはそのままの姿、いわば「すっぴん」を目で楽しむのに対して、この本の場合はドライフラワーを鮮やかに染めているため、そこで好みが分かれてしまうとは思いますが。

 わたしは「染色はお花に施すお化粧」だと思っているので、これはこれで好きです。


 〈こういう方におすすめ〉
 お花が好きで、特にドライフラワーに関心がある方。

 〈読書所要時間の目安〉
 1時間半くらい。

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