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私が選書サービスを始めた理由

 とっても久しぶりのブログ投稿になりました。
 企画本屋honten三浦です。

 コロナによって、リアルイベント開催も外出もままならない状況になりました。(私は田舎暮らしなので、都会よりはうんとマシな状況なのですが、都会のほうにお住いの方は大変な状況だろうと思います…。)
 この状況を鑑み、hontenではオンラインイベントの開催・オンラインショップの開設などをしてきました。

 先日、オンラインショップ開設とともに始めた《選書サービス》
 本当は、始めるつもり、無かったんです。

 と、言うのも、
 先月末に参加したオンラインイベント内で、「今、選書が熱い」という話題になったのですが、何分ひねくれ者の私です。(笑)
 『人の真似は嫌』といつも思っていますから、その時も『そうなんだ~』って頷くだけで、『よし、私も選書を始めよう!』なんてこれぽっちも思っていませんでした。

 ところが、同時期に、返礼品を受け取った支援者さんたちから「選書本バッチリでした!」「本のセンスすばらしいです」「額が本にピッタリで驚きました」と嬉しいご感想を頂いたんですね。

『もしかして、選書を始めたらもっと沢山の人に喜んでもらえるかも?』
 って思いました。

 加えて、人と人とが直に会えない今、人の温度を感じる機会が減った今今こそ《直筆のお手紙》なんじゃないか?
 と思っていたタイミングでもありました。

 オンラインイベントは楽しいです。
 そこでしか出会えない人たちと出会えるし、どんなに遠くても関係ない。交通費も移動時間も、場合によっては参加費も、何も要らない。
 気軽さと気楽さがあります。

 でも、あくまで私の場合なのですが、なんか、”顔が見えない”んです。
 画面にその人の顔は映っているし、声も聞こえる。
 なのになぜか私には、”顔を見てるはずなのに顔が認識できない”みたいな感覚があって。
(※オンラインイベントを否定する訳では全くなく、オンラインイベントも好きだけど、ちょっと不便なところって何にでもあるよね、という話です。)

 たぶん、平たいからかな?
 立体的に見られないから、お顔を捉えにくいのかもしれません。
 まぁ、元々人の顔を覚えるのは苦手なのですが…。(名前も瞬時に忘れる。もはや特技。)

 だから、今こそ《直に》何かできないだろうか?
 と思い始めたわけです。

 と、そんなわけで、《選書サービス》を始めるに至りました。
 商品だけでなく、手書きのお手紙も一緒にお送りします
 何でその本を選んだのかとか、額はこんなことをイメージしましたとか、他にもこの作品がお勧めですとか。
 私、お世辞にも字が上手とは言えないのですが、でも、大切に書きますね。想いと温度が届くように。

(手頃な価格の、コミュニケーションツールとしての選書サービスも始めたいと考えてるけど、まだ予定は未定です…。)


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