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【お墓探しの旅】#7 お墓をデザインする。

デザインのこと

あらかた予想していたが、パンフレットに掲載されていた金額よりもお墓の購入金額は高かった。パンフレットに記載されているのは一般的な墓石を選んだ場合であって、好みの墓石を選んだ場合はその分の料金が加算される。

契約を進めるうちに、

「まさか、文字入れも追加料金か?!」

との不安がよぎる。

もちろん、墓石店(霊苑)によって違うとは思うが、わたしが契約した霊苑では名前や死亡日、誕生日といった一般的な文字入れはコミコミとのこと。見学時に「かわいい~」とはしゃいでいたようなイラストを添える場合でも、データを入稿して、プラス数千円で済むそうだ。

なんて良心的。やっぱりオリジナルTシャツを作っているような気分だった。

それから

せっかくなら墓石に父が描いた絵でも添えたい…ということになった。父が描いた絵でわたしが好きなのは、カブ。それか、カニ。

カブとカニかぁぁ。

お墓参りに来てくれた人たちが、「なんのこっちゃ!」になってしまいそうだ。だから、しこたま悩んで、父が学生の頃に書いた手書きの文字を添えることにした。自分の名前がアート調にデザインされたもので、我が父の作品ながら、なかなかの出来。

入稿は姉に任せて、あとはできあがりを待つとしよう。

編集後記:お墓のできあがりは数カ月後。まだまだ存在感抜群の父のお骨との生活が続きそうです。

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